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自分探しの旅で本当の自分と恋は見つかる?

ジュリア・ロバーツの最新作『食べて、祈って、恋をして』は、女性の自分探しの旅を描いた物語。さて、あなたは旅をすることで本当の自分が見つかると思いますか?

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

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食べて、祈って、恋をして

食べて、祈って、恋をして
本当の自分を探して、旅をするヒロインを演じるのはジュリア・ロバーツ
先日、初来日を果たしたジュリア・ロバーツの最新作『食べて、祈って、恋をして』(2010年9月17日公開)。原作は、作家自らの経験を綴った自伝的小説。40か国以上で翻訳され、800万部を売り上げた大ベストセラーです。

ストーリーをご紹介しますと、ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベスは結婚8年目で仕事も順調。理想的な暮らしを手に入れているけれど、子供を持つことを望んでいない自分に気づき、家庭生活そのものに疑問を抱くようになります。

「15歳のときから男とくっついたり別れたり。自分自身を見つめる時間は2週間もなかった」と恋愛依存症の自分に嫌気がさしたエリザベスは離婚を決意。すべてを捨てて旅立ちます。人生のターニングポイントを求めて、自分探しの旅です。イタリアで食べて、インドで祈り、バリ島では気持ちを整理して自然の中で癒されて……。旅の最後に訪れたバリでは心の調和がとれて自由を感じられるようになった彼女に思いがけない出会いが訪れ……。

目に見える幸せと見えない幸せ

食べて、祈って、恋をして
自分探しの旅をしたことがありますか?
優しい夫と郊外に家を買い、仕事もうまくいっている……誰が見ても幸せそうに見えるのに、満足できない日常に苛立ちを覚える主人公。幸不幸は誰かに決めてもらうものではないし、持っている物や資産で競うものでもなく、彼女が心から求めているのは目に見えない幸せでした。

恵まれた環境にいるからこそ、目に見えない自分にしか手に入れられない幸せを求めてしまう。人生のターニングポイントに迷う女性には共感できるテーマだといえるでしょう。

主人公がニューヨークをスタートして、イタリア、インド、バリ島を巡る1年の間に人生について考え、さまざまな感情を味わうように、一緒に旅をしている気分になれるこの作品。そして、人生のターニングポイントについて考えずにはいられませんでした。



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