石田陽子の恋愛コラム/石田陽子の恋愛情報

婚活の悩みに恋愛科学の知識でアドバイス(3ページ目)

恋愛科学の権威 ヘレン・フィッシャー博士が来日。婚活で悩む女性が相性のいい相手を見つけるためにどうしたらいいのか、フィッシャー博士にインタビューしました。

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

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友情から愛はめばえるものですか?

恋愛科学
一目ぼれから始まる恋、友情から発展する恋、あなたはどのタイプ?
■B子さんからの質問です。「人として尊敬できて、友情も感じている男性から突然愛を告白されて「無理!」と嫌悪感を抱いてしましました。結婚相手として素晴らしいと判断しても、結局その彼とは合わないということでしょうか?」

フィッシャー博士:人によって性欲(ドーパミン)、愛(セロトニン)、愛着(オキシトシン)3つの要素のどれを重要だと考えるかは違います。愛着から恋に落ちることもあるのです。相性といっても、いろいろなパターンがあるので最初は愛着しか感じない相手だったとしても恋愛に発展する可能性は大いにあります。ただ、恋愛にはタイミングがとても重要だということも覚えておいてください。

■C恵さんからの質問です。「婚活ブームで頑張っているものの、活動するのは大変ですし、プレッシャーも感じます。新たな人と1から始めるのが面倒で、つい元彼のことを考えてしまいます。1から始めたくなる魅力ある男性と出会うために、今できることは何ですか?」

フィッシャー博士:自分の興味があること、楽しいと感じられることに参加するのがいいと思います。ハイキングのサークルでも、ゲーム好きの集まりでも、新しい交流を持つことでドーパミンの活動が活発になり、恋愛感情を抱きやすくなるでしょう。

■ところで、C恵さんは「男性に浮気されないためにはどうしたらいいのか」ということも気になるようですが。

フィッシャー博士:『愛はなぜ終わるのか』にも書いてありますが、人類学者としてさまざまな国の調査をして多くのカップルが4年で離婚していることがわかりました。それは伝統的な人類の出産間隔である4年とも一致するのです。扶養を必要とする子供を育てる期間の4年をすぎると別れる傾向があると知っていることで、前向きに対処することもできます。

アメリカでは現在、結婚生活のメンテナンスに力を入れている夫婦が増えてきました。お金も時間もかかり、精神的ダメージの大きい離婚を避けて結婚生活を成功させようとしているのです。


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