孤独死における男女比率の関係性は?
厚労省の「国民生活基礎調査」によると、65歳以上の単身世帯数は年々増加。80年と06年とを比べると4・5倍。06年は男性の103万4000世帯に対し、女性は306万8000世帯と3倍になっています。ですがデータを読む限り男性に比べて圧倒的に女性の孤独死は少ないそうです。そんな差が開く要因として考えられるのは「女性は、男性と違って肩書などにはあまりこだわらない。つまり変なプライドにこだわらずに、きちんと趣味を持ったり、近所の人や友達ともコミュニケーションして、比較的に横のつながりが広いため孤独死が少ない」だそうです。
あくまでも統計的には、女性の場合は不用意にあまりビクビクする必要はなさそうですが、やはり何かあった時の心の準備はしっかりしていきたいものです。
リアルに今後の人生を真剣に考える機会をくれたかも・・・?
先日、出版されたある女性ノンフィクションライターが書いた「飯島愛 孤独死の真相」という1冊の本を読みました。約200人の飯島さんの関係者からの証言などを基に書かれていて、非常にきちんとした取材をして出された書籍で、読みながらすぐに引き込まれていきました。そんな中で一体、彼女は売れっ子の芸能人という一般の人にとっては仕事の面では羨望される成功者であったにも関わらずに、儚くも孤独死という寂しい生涯で幕を閉じたことで、勝手ながら我々にも何かしら伝わるメッセージを残してくれた気がします。そんな彼女の生き様を通じて感じた2つの事柄について触れてみたいと思います。
>飯島愛さんが残してくれた2つのメッセージとは?