サッカー少年にボール型おにぎり
子供たちに大好評だった「サッカーボールおにぎり」! N子さんに再現してつくっていただきました。かわいい~♪ |
「bentoという言葉は、もとが日本語だということを知らない人がいるくらい、アメリカでも浸透していますよ」と教えてくださったN子さんは、アメリカ人のご主人と高校生の息子さんがいる国際結婚の奥様。現在は日本にお住まいですが、ニューヨークとサンフランシスコにそれぞれ数年ずつ住んでいたことがあるそうです。
ご自身も会社員として働くN子さん。朝はお忙しいはずですが、息子さんには、アメリカ時代も日本のアメリカンスクールでも、必ずお弁当をつくって持たせているそうです。育ち盛りの男の子には、腹持ちがいいご飯のお弁当は最適なのですって。
中でも大好評だったのは、サッカーの練習時のスナックとしてつくった「サッカーボールのおにぎり」だそう! ちゃんと球体のおにぎり(←これが意外にむずかしい)にして、五角形に切った海苔を貼り付けるのだそうです。サッカー友だちの前でこのおにぎりを取り出した時は、歓声が上がったのではないでしょうかね~♪(と楽しく想像する私)
むずかしい年頃になっても
小さい頃ならお母さんのお弁当を喜んで持っていってくれても、中学・高校となると、恥ずかしがったり嫌がったり……という子もいるかもしれません。前回の記事にも、子供が大きくなってからはお弁当をつくっていないというお母さんが出てきました。でも、N子さんは現在もつくり続けています。
「今だに高校生の息子に毎日のようにお弁当をつくってます。手抜きですけど、子供が何を食べているか、何を食べなかったか、把握できますからね。それに、むずかしい時期に、口をきかなくても渡すものがあるのはありがたいです」
思春期になって、親との会話を避けたり、反抗的な態度をとることがあっても、お弁当は持っていってくれるというのは、うれしいですよね。カラになったお弁当箱を渡されるのも……。お弁当がある種のコミュニケーション・ツールになっているかのようです。息子さんもきっと、忙しいお母さんが毎日つくってくれることに感謝しているのだと思います。そんなこと、照れて口には絶対出さないと思いますけど。
そしてもう1つ、お弁当には楽しい思い出が……