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2005年は国勢調査の年。10月1日は一斉に…… 外国人も国勢調査

平成17年(2005年)は5年ごとに行われる「国勢調査」の年。日本国内に“ふだん住んでいる人”すべて、つまり居住している外国人も対象に、10月1日、全国一斉に行なわれます。いったいどんな調査……?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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平成17年国勢調査
国勢調査は全国一斉に行なわれます。マークシート1枚なので意外にカンタン
今年、平成17年(2005年)は、5年ごとに行なわれる「国勢調査」の年です。日本国内に住む外国人も、調査の対象になっています。

では「国勢調査」とは、いったい何を調査するのでしょうか?
なぜ外国人も必要なのでしょう?

「国勢調査」ってどんな調査?


「国勢調査」とは、日本国内の人口や世帯、産業や就業状態の実態を明らかにするために行なわれる、国の最も基本的な統計調査で、総務省統計局が実施しています。大正9年から5年ごとに行なわれており、今回が18回目になるそうです。

調査は、日本国内に“ふだん住んでいる人”すべてを対象に、10月1日、全国一斉に行なわれます。
“ふだん住んでいる人”とは、10月1日現在、あなたの世帯に
(1)すでに3カ月以上住んでいる人
(2)まだ3カ月にならないが、3カ月以上にわたって住むことになる人
をいいます。

そのため、該当する日本在住の外国人も、国籍に関係なく、調査対象になるのですね。
つまり、みなさんの配偶者や家族はもちろん、留学やワーキングホリデーで来日して暮らしている人たちも、対象になる可能性があるわけです。
ただし、国際的な慣行により、外国の外交団や軍人などは、調査の対象とはなりません。

国勢調査は、統計法という法律に基づいて実施されます。
同法によると「国勢調査は10年ごとに行なわなければならない」とされており、その中間の5年目にも、簡易な方法で行なうのだそうです。それで、西暦の年号の末尾が0(ゼロ)の年に行なわれるものを「大規模調査」、その中間の末尾5の年に行なわれるものを「簡易調査」とよんでいます。
今年は2005年で末尾が5ですから、「簡易調査」になりますね。

なお、両者の違いは調査事項の数だそうで、「大規模調査」は22項目、「簡易調査」は17項目です。

法務省統計局の国勢調査に関する公式ホームページ:
「国勢調査2005 センサス・パーク」
英語、中国語、韓国語、ポルトガル語での解説もあり

調査の方法は?


平成17年国勢調査は、10月1日午前0時現在で行なわれます。

9月23日から、国勢調査員が各世帯を訪問し、直接、調査票を配ります。
調査票はマークシート方式で、記入の仕方の説明が書かれた12ページのパンフレットと一緒に、A4サイズ程度の茶封筒に入れられています。

記入した調査票は、10月上旬までに、調査員が再度訪問し、回収することになっています。封筒ごと渡しますが、添付のテープで封をしてもかまいません。封をした場合は、調査員が開封せず、そのまま市区町村に提出されます。

このように、住民票などからカウントするのではなく、調査員が直接世帯を訪問する方法をとっていますから、実態に近い正確なデータが収集できるのです。住民票からでは、届出を出さずに転居している人もいるため、住民登録してある場所と実際に住んでいる場所が一致しない場合がありますので、このような方法をとっているのだそうです。

国勢調査にはどんな質問項目があるの?

 

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