●女の敵は女?

結婚したばかりの頃、仕事で知り合った日本人女性がいました。彼女は英語の勉強をしにカナダに来てご主人と知り合い国際結婚した人。同年代でもあり、家も比較的近かったので、時々会ってお茶したりなどの付き合いがしばらく続いたのですが……。

ある時、彼女がカゲで「ひとまわり以上年下のスイス人と結婚した日本人の女の人がいるのよ~。信じられる~?」と周囲の日本人に言い触らしていることを偶然知り(日本人社会は狭いのですぐ耳に入ってしまう)、唖然!
ショックというより、ただただ“唖然”でした。よくもまあ友達面して電話をかけてきたりお茶に誘ったりできたものだなあ、と……。
もちろん、その後は疎遠になりましたけど。

あまりに腹がたったので、親しい友人にぶちまけると、「その人、若いダンナさんが羨ましかったんじゃないの?」と言うのです。
たしかに彼女のご主人は、うちとは逆でひとまわり年上。だからなのか……?
真意ははかりかねます。でもそのご主人、知的で落ち着いていて素敵な人なので、私が嫉妬されるとは思えないのですけれど……。

日本でもこんなことがありました。

ある場所で元同僚の女性に会い、彼を紹介したときのこと。彼女はぷっと吹き出しながら、トゲのある口調でこう言ったのです。
「やあ~だ、親子みたい!」
そこまでは離れていないぞとムッとしつつ、なんとかその場を笑顔で取り繕おうとしましたが、どうにも顔がひきつってしまいました。

私が知っている彼女は、そういうことを言う人ではなかったのです。明るく穏やかで、いつもニコニコしていて、人気者でした。だから余計ショックが大きかった……。何でこんな言い方をされちゃうんだか……。

彼女のご主人も年下で、大恋愛の末に子連れ再婚をした人なのです。だから私も気を許して(彼女の性格も知っていたし)年齢のことも普通に話したのですが、こういう反応が返ってくるとは……。
家庭は円満で幸せそうなので、私のことを羨んでいるとは思えないし……。う~ん、やっぱり真意は分かりません。

以来、私は2人の年齢差を人には言わなくなりました。相手を見て話したとしても、元同僚の例のように、思いもよらない反応が返ってくることもありますしね。
だから記事では年齢差をはっきり書かないのです。ウェブサイトは不特定多数の人が見るものですから。

でも、決して被害妄想に陥ったりしているわけではないですよ。親しい友人・知人は、みんな喜んで祝福してくれましたから。

なかでも、この逆年齢差という事実をそのままストンと受け入れてくれたのは、30代独身女性たちでした。みんなそれぞれ心に残る素敵な言葉で祝福してくれました。同世代の男性(←意外に結婚観は保守的)に比べると、女性のほうがずっと柔軟性があるなあと思いました。
「女の敵は女」かもしれないけれど、「女の味方は女」でもあるのですね。