2週間で準備した結婚式

とりあえず式場は決まり、列席者も家族と親戚だけと決めていたものの、直前に大きな仕事の締切りがあり、日本に帰ることができません。せめて伯父・伯母やいとこには、招待状くらいカナダから出しておきたいと思っていたのに、作っている時間がない。いやあ、アセッた……

とにかく親戚の人たちにはこの日にスケジュールを空けておいてもらわなければなりません。結局、母が結婚報告と挨拶がてら電話をし、何気に出欠確認もとってくれました(ありがたや~)。

こうなったら、もう開き直って仕事に専念。挙式の2週間前に帰国することになったので、準備はすべて日本に帰ってからと決めました。しかし、これが大変だった……。できれば、もっと早くから準備に取り掛かることをおすすめします。

帰国して翌日、さっそく式場に打ち合わせに行きます。そして、スイスからの列席者の部屋を予約。当初、神社で挙式しようと思っていたときは、近くのホテルをとる予定でしたが、結果的には式場とホテルが同じで良かったみたいです。着替えたり休憩したりがすぐできますからね。私も前日は彼の部屋に泊まれたのでラクでした。

式場との打ち合わせの次にしたのが、貸衣装の予約、美容師さんとの打ち合わせ、鬘合わせ、花屋さんとの打ち合わせ、引き出物選びなどなど。
その間にも、やはり招待状はきちんと出したほうがいいという家族の意見で急遽を作って発送し、司会はプロじゃないほうが…と思い、急遽、親友夫婦に頼み、BGMを決めてCDを準備し、2人のプロフィールと両家族・親戚を紹介する小パンフをつくり、お色直しの間に流すスイスとバンクーバーと私の故郷を紹介するビデオを編集し……

あ~、今思い出しても、よく2週間でこれだけできたなぁと思います。
“火事場の馬鹿力”ってやつでしょうか。『ゼクシィ』(←かなり参考にしましたよ)によると、みんな半年~1年かけて準備しているみたいですからね。

ただ、新居への引越しや家具選びは必要ないし、ハネムーンも日本に来ること自体が旅行になっているので敢えてしなかった分、ラクだったかもしれません。そうじゃなければ、2週間では無理でしたね。

 

彼が来たのは2日前

直前はもっと大変でした。なにしろ彼が日本に来たのが式の2日前。成田空港で出迎えた後、東京駅へ行き、京都旅行をしてきた彼の両親と待ち合わせ。さらに東京旅行をしていた親戚の2人も合流(あとの1人は翌日ホテルに到着)。私はにわか添乗員になって、ご一行を群馬までご案内。

翌日は彼の衣装合わせのために、両親も一緒に貸衣装屋へ。私はもう目の下にクマをつくっているような状態でしたが、きれいな打掛や紋付を見て大感激している両親を見たら、疲れは吹っ飛んでしまいました。羽織袴やタキシードを試着している彼も大喜び。まだ本番ではないのに、義母は写真撮りまくりでした。

国際結婚の場合、どちらかの国で式を挙げることが多いかと思いますが、ホスト側は自国の文化をできる限り相手の家族に伝えたいという思いがあるはずです。
私もそうでした。

だから、お料理はすべて和食にし、衣装は色打掛にも着替えました。日本の親戚だけだったら白無垢とドレスですませたと思いますが、スイスの家族には鮮やかな打掛も見せたかったのです。メルマガに以前書いたことがありますが、自分の結婚式というより、もう“国際親善大使”状態でしたね。でも、おかげで両親たちは本当に喜んでくれました。いまだに彼の家では語り草になっているくらい……。

日本の家族にもすっかり世話になってしまいました。ウェディングドレスは妹が作ってくれることになっていたのですが、私の帰国が遅かったために採寸ができず、彼女は4日間(徹夜含む)で縫うはめに。母は親戚への連絡があったし、姉は私が前日にやっていた小パンフ作りを手伝ってくれました。当日、スイスの家族の通訳をつとめてくれたのも姉。式が終わった後、家族全員、私以上にグッタリしていましたっけ……。

このように、結婚式のほうは何とか無事に済んだのですが、実はその前に、婚姻手続きでもつまずいていたのです。

 

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