その土地の風景に似合うドレスを探しましょう |
海外で着るドレス、試着ではココをチェック!
国内・海外問わずウエディング準備中の花嫁にとって、ドレス選びは関心度が高い要素ですよね? 特に海外ウエディングの場合、国内披露宴のように、花嫁はほとんど高砂で座ったまま……といったことがなく、あちこち移動しなければならない分、選ぶ際に気をつけるべきことがたくさん!次にチェックポイントを挙げますので、ドレスショップ巡りをする際の参考にしてください。
■挙式エリアの気候を考慮
あなたのウエディングはどんな気候ですか? 気温や湿度の高い南の島であれば、軽やかな素材やデザインを、冬のヨーロッパのように寒い場所であれば、ドレス用のコートの手配も必要になります。挙式エリアの気候を調べ、ドレスショップのスタッフに最初に伝えましょう。
■挙式会場の雰囲気に合ってる?
こぢんまりとした小さなチャペルならシンプルなデザインのドレスも素敵ですが、歴史ある荘厳な大聖堂が挙式の舞台になる場合、ある程度ボリューム感があるタイプが見栄えがして似合うかもしれません。このように、挙式会場の雰囲気とドレスのバランスを計ることは大切です。
■サイズは大丈夫?
飛行機での移動があるので、現地でのむくみを考え「小さいな」と感じるものは避けた方がベストです。また、出発直前の大幅なサイズ直しはドレスラインが崩れてしまう危険性もあるので、試着時と挙式当日の体重に変化がないよう気をつけて。
■シワになりにくい素材
海外ウエディングの場合、日本から持ち運ぶ際にはドレスを畳まなければなりません。タフタやシャンタンなどシワになりやすい素材はできるだけ避けるのがベター。ポリエステルはシワになりやすくても、アイロン掛けがしやすいと言われています。また、レースやチュールなどはシワをごまかせます。ドレスショップのスタッフと良く相談して持ち運びやすい素材を選びましょう。
■バックスタイル
挙式中のゲストの視線はバックスタイルに注がれます。トレーンやベールの長さ、デザインにこだわるのも素敵。日差しのなかで映える背中が大きく開いたものは、どの辺りまで見えるかをしっかりチェックし、肌のケアや見えないインナーの用意を忘れずに。
■靴の高さと裾のバランス
靴の高さは、ドレスの裾が床に付くか付かないかぐらいの位置になるものを選ぶのがおすすめ。パニエ(ドレスのスカートの下にはく、ふくらみを出すためのペチコート)が露出しすぎないかもしっかり確認を。挙式中はトレーン(ドレスの裾部分)を長めに、海辺や街中を歩き回って撮影をするフォトツアーの際には短く、など調整できるタイプもおすすめです。
■ベールの位置を決める
ベールはまず、耳から斜め後方に向かっての直線上にセット。この一般的な位置から前に着ければ可愛らしく、後ろに着ければ大人っぽい雰囲気になります。純白のドレスには純白のベール、オフホワイトならオフホワイト、と色合いもチェックして。
■小物も必ず合わせる
ドレスを決める際に重要なのが小物選び。ヘッドドレスや手袋、靴など全体の雰囲気が合わせる小物によって左右されます。ドレスと小物を別の場所で選ぶ場合は必ずドレスを持参の上、できれば身につけて鏡に映して決めましょう。
■デリバリーサービス
購入orレンタルしたドレスを現地の宿泊ホテルで受け取りできるサービスがあるドレスショップもあるので、お店の人に相談を。衣装の運輸に必要な通関手続きも代行してくれるので便利。身軽に海外へ出かけられます。
自分で海外へ持ち運ぶ場合
日本から小物を持参する際にはドレスと一緒に機内持ち込みを |
■ドレスを運ぶ、キャリーバッグってどこで手に入る?
ドレスには専用のキャリーバッグがあります。ドレスをレンタルしたり購入したショップで、レンタルや販売しています。どうしても手に入らなかった場合は、マチ付きでドレスの入る大きさの洋服袋などを代用しては。さらに、ドレス専門ではないものの機内持込用バックは旅行用品扱い店などでも販売しているので利用して。
■出発日までは汚れ、シワに注意!
購入orレンタルしたドレスが届いたら、出発日までに時間がある場合、箱や袋から出しておきましょう。シワがつかないよう、なるべく裾が付かないところに吊しておくのがベスト。パッキングは出発前日に行います。もし忘れてしまったら、汚れが付かないように裏返し、ドレスのスカート部分を広げ、その両端から内側にたたみましょう。
■飛行機ではドレスは必ず機内持ち込みに!
飛行機で気をつけたいのは「ロストバゲージ」。特に乗り継ぎがある場合は要注意。万が一を防ぐためにも、ドレスは機内持ち込みがベストです。「搭乗後にウエディングドレスです、と伝えたら機内で吊してくれた」という話もあるので、搭乗時にフライトアテンダントに相談してみましょう。
※また機内持ち込みのサイズの目安としては「手荷物の縦・横・高さの和が115cm以内で、上の棚もしくは席の下に収納できるサイズ」であること。つまり、115cm以内であっても、極端に一辺が大きいサイズは×。また、持ち込める数も航空会社によって1個まで2個までなど決まっていたり、重さにも制限があったりするので、事前に再度確認を。身の回り品(ハンドバック・カメラなど)は、これとは別に持ち込みが可能です。(航空会社によって若干異なる場合があります。)
■到着したらとにかく即、吊す!
現地のホテルに到着したら、すぐに箱や袋から出し、なるべく裾が付かないところに吊します。シワがあれば、霧吹きをかけたり、湯を張ったバスタブの近くに吊しましょう。シワがひどい場合はホテルのプレスサービスに連絡を。ただし、ドレス素材によっては受け付けないものもあるので要注意。最も美しい状態で挙式当日、ドレスを身につけることができるように、がんばりましょう!