和装花嫁のかつらスタイルは「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」です。文金高島田とは髪の結い方の1つです。江戸時代に武家の女性がフォーマルな場において結った髪型でした。現在はかつらが一般的ですが、地毛で結い上げる花嫁もいます。

かつらのタイプ

黒引き半かつら
花嫁をキレイにするために、製造までの研究に3年以上を費やして完成という半かつらは自然で美しい【写真協力】かつら:かつらしげもり 写真:和装専門写真館はなよめ
今はかつらにもいろんなタイプがあります。黒髪のものから、茶系の髪色のかつらもあります。軽やかで明るいイメージの茶系なら、かつらに抵抗感のある人でもつけやすいのではないでしょうか。

また結婚式では一般的だった頭全体にかぶる「本かつら」に、自分の髪の毛も合わせて結い上げる「七分かつら」「五分かつら」なるものもあります。これらを使用するのであれば、ある程度の髪の長さが必要なのが一般的です。美容師さんなどのやり方や、そのかつらによって違いはありますが、花嫁かつらの専門、かつらしげもりの重盛氏によると「当社の半かつらでは、額上の前髪の長さが13cm以上、サイドの前髪も15cm以上あるときれいに収まります」とのことです。いずれにせよプロのアドバイスを参考にしながら選んでいきましょう。

かつらはここをチェック

 かつら名称
写真中3つのの名称は、かつら合わせの前までに覚えておきたい。かつらは顔の形とのバランスが最も重要【写真協力:アズマ】


鬢(びん)は両サイドの髪の毛をふくらませた部分です。前後に引いたり出したりしながら、各々のフェイスラインに似合うよう調節します。鬢を軽く短めにすると若々しく仕上がり、また鬢の下から、少し耳が見えるぐらいが美しいとされています。

髷(まげ)は髪の毛をまとめた、髪型の一番高いところです。ちょうど前櫛の後ろになります。高さは、顔の形とのバランスをチェックして決めていきます。

前髪は普段のヘアスタイルでもイメージを決定付ける大切なポイントです。花嫁の日本髪の場合は、ふっくらと丸みをもたせてまとめ上げます。前髪のかたちや高さによってイメージが変わるので、フェイスラインを見ながら決めていきましょう。

またうしろ姿をチェックする際に重要な部分は、髱(たぼ)といって後ろ側の髪のまとまりです。髱のツヤや毛流れは、首筋をはじめとするうしろ姿を美しくみせる大切な部分なので、プロに見立ててもらいながらチェックしましょう。

では次ページでは、初めてのかつら合わせに注意することをお伝えします。