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珈琲人町(コーヒーヒトマチ)…長崎(3ページ目)

長崎市内の繁華街の路地裏にある、こじんまりした気持ちのいい青空カフェ。お隣のタルトヤヒュッケリでタルトを買い、珈琲人町のベンチで、サイフォン抽出のコーヒーとともに楽しみました。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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珈琲人町

「人町ブレンド」はローストの度合いを変えて3種類。ブレンド1は爽やかな浅煎り、ブレンド2はバランスのとれた中間の煎り具合、ブレンド3はコクのある深煎り。最も親しまれているのは2番のブレンドだそう。水出しのアイスコーヒーや、深煎り豆を用いて作るカフェオレも人気です。

私はヒュッケリで買った柿と落花生のタルトと合わせてみようと、深煎りの3番を注文しました。目の前で新鮮な豆が挽かれ、サイフォンで抽出されていきます。

サイフォンを選んだのは、ワゴン車での移動販売という条件が大きな要因。通りかかる人々に、サイフォンなら一見してコーヒーを淹れているとわかってもらえるし、テイクアウト用販売ですから、ペーパードリップよりも抽出温度の高いサイフォンのほうが冷めにくくて喜ばれる。そして一人で作業をこなすには、途中で手が離せるサイフォンが便利だったのですって。


珈琲人町

長崎の街は道幅が狭く、なかなか気持ちのいいオープンエアのカフェがありません。界隈で働く人々にとって、珈琲人町のベンチで過ごすひとときは、青空と陽光を楽しめる貴重な憩いの時間。私のような旅行者にとっても、街の人々のいきいきした表情に触れることのできるまたとないカフェなのです。

ところでサイフォンをかたどったロゴや、メニューに何気なく添えられたチャーミングなイラストの数々は、陶芸に携わる奥さまの手によるもの。カウンターに並ぶ日替わりの小さな焼き菓子も、奥さまが焼いています。

次回はお隣の素敵なタルト屋さん、タルトヤ ヒュッケリをご紹介しますね。

▼珈琲人町のメニューとショップデータはこちら

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