JR渋谷駅・新南口の真正面に「現代版・昔の喫茶店」
先週のメールマガジンでもお伝えした通り、7月24日、渋谷駅の新南口の改札口を出てすぐの場所に「渋谷珈琲研究所」がオープンしました。
珈琲研究所はJR東日本フードビジネスが手がける「現代版・昔の喫茶店」として、2005年にスタート。1号店はJR西船橋駅の構内につくられた「西船珈琲研究所」。この渋谷珈琲研究所が2号店となります。余談ですが、“研究所”ですからマネージャーのかたは店長ではなく、“所長”なのです。
新南口界隈はビジネス街。すぐ隣にビジネスホテルのホテルメッツも控え、この日、店内でくつろいでいたお客さまの多くはスーツ姿の男女。待ち合わせはもちろん、朝食や商談、打ち合わせの場としてゆったりと活用できるフルサービスの“時間消費型カフェ”=「現代版・昔の喫茶店」というコンセプトは、まさにこの立地にふさわしいようです。
完全分煙、ヨーロッパのホテルのロビーのように
店内はガラスのパーティションで仕切られてしっかりと分煙環境が整い、入口からカウンターを通って禁煙席まで、煙草の匂いに悩まされることなくスムーズに移動することができました。
ヨーロッパのデザイナーズホテルのロビーをイメージしたという内装は、オレンジとブラウンを基調に、椅子にさまざまなヴァリエーションを持たせつつも統一感のある落ち着いた仕上げ。数カ所に配置された本棚には、ジャンルを問わず眺めて楽しめるヴィジュアルブックが並んでいます。
一杯だてのサイフォンコーヒー
かつて、多くの喫茶店にサイフォンが並んでいた時代がありました。サイフォンはお客さまの目を楽しませる美しい器具ですが、抽出に技術を要することもあり、最近ではインテリアとして置かれることはあっても、実際に使用しているお店はあまり見かけなくなりましたね。
珈琲研究所ではあえてサイフォンを採用。カウンターにガラスのロートとフラスコがずらりと並んで輝いている光景は、やはり魅力的で視線をとらえます。
コーヒー好きにとっては、カウンターが特等席。ここに座っていると、研修を受けたスタッフが注文ごとに一杯ずつコーヒー豆を挽き、一連の手順にのっとってコーヒーを抽出するようすをつぶさに眺めることができます。