茜やの写真

押し入れは、センスひとつでギャラリーに変身するもの。仄暗さと小さな灯の優しい対比のなかに、うつわやオブジェたちが息づいています。写真下、蓮の花と蓮の実をあしらった金属の台は、古い五徳(ごとく)でした。柳本さんの実家の庭先にころがっていたのだそう。

もうひとつの半畳の押し入れには、萩原朔太郎の『猫町』など、柳本さんのお好きな本やこまごまとした雑貨が小宇宙をかたちづくっています。

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お客さまは女性がほとんどかと思いきや、外回り中の営業マンなどもこっそりとこの路地を訪れ、畳に腰を落ちつけて、心身を緑茶の香りで洗濯しているのだそう。そして、コーヒーが苦手なフランス人のご夫婦も常連のお客さま。

「どうぞ時間を忘れてのんびりしてくださいね」と、柔らかな笑顔の柳本さんでした。

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