ねじまき雲のあちこちに置かれたアートの数々は、みなネジマキストたちから贈られたもの。
「人々が集い、つながれるサロンのような役割がコンセプトのひとつなので、ユニークなネジマキストがたくさんいます」と長沼さん。
(右)銅製のねじまきガエル、名前はグスタコ?
ネジマキスト紳士録
たとえば、きのこに惹かれ、光るきのこのオブジェばかり作っている人(写真下左・私はジョン・ケージを連想しました)。ねじまき銅板ガエルを製作した銅板作家(写真上右)。コーヒーで染めたコーヒーベアを作ったテディベア作家(写真一番下)。近くの山に住み、しょいかごに野菜を入れてねじまき雲にやってくるうつわ職人の上泉さん。ねじまき雲で使われているうつわはほとんどが上泉さんの手によるものだそう。
(左)多摩川の流木を使ったキノコランプ
素敵なネジマキストはまだまだいます。
「古いペレットストーブをリペアしてお店にプレゼントしてくれた東京ペレットさんや鍛鉄職人さん。 明星大学の芸術家のタマゴたち。 パプアニューギニアで毎年踊りの大会に参加している、
鼻に草を通す穴の開いた超常連さん。 うちのドアや窓を工事してくれたりしました。
そういう大好きでヘンテコな人たちに、ねじまき雲は活かされ、支えられています」
▼Happiness is just like a butterfly.
コーヒー染めのテディベア
頭には使い古しのネルの袋をかぶっています。