全国初、フードマイレージの試み
上の写真は限定8食の「わっぱ御膳」(1800円)。曲げわっぱの中には脂ののった「四万十うなぎまぶしごはん」。彩り豊かな小鉢には、さわらの西京焼き、国産飼料で育てた平飼い卵の半熟卵、大豆工房みやの油揚げ、季節のおひたし、神泉の豆腐など。それに具だくさんのお味噌汁、お茶菓子と番茶がセットされた充実のお膳です。
このメニューの横には「4.2 poco」の表示がありました。これはフードマイレージの数値。食べものが運ばれてきた距離を表し、1pocoは100g・CO2にあたります。国産の食材を使えばCO2を減らせるし、逆に遠い外国から食料を輸送してくるとCO2が増加することになります。
大地を守る会は2005年から食の選択で地球温暖化をふせごうと呼びかけ、フードマイレージ・キャンペーンを展開しているのです。カフェでもCO2排出量を表示。おいしさと安全性だけでなく、環境になるべく負荷をかけない食品を選ぶことの大切さを提案しています。
オーガニックショップ散歩の楽しみ
この界隈には衣食住の各分野でオーガニック製品を扱うショップが集合していて、“オーガニックライフ天国”の様相を呈しています。ツチオーネから3分ほど歩けばオーガニックコットン専門店「メイド・イン・アース」のショールーム、そこからさらに5分でフェアトレードカンパニーの直営店「People Tree」。さらに10分歩けば天然素材の家造りをおこなう「北の住まい設計社」のショールーム。ツチオーネを起点にオーガニックショップをめぐる散歩をするのも楽しそうですね。