カウンターは禁煙席
駅前の小さな商店街という最高の立地も手伝って、週末、ことに日曜日は一日じゅう満席に近いことも。それでもダンテの居心地の良さは変わりません。 禁煙のカウンター席には常連客が並び、一段高くなったテーブル席には、ひとりで読書をしに訪れた青年や、やはりひとりで手帳をひろげて思案中の女の子、カップルたちが思い思いの時間を過ごしています。 店内に段差を設けたことが空間を区切り、独特の居心地の良さと安心感を醸し出しているのかもしれませんね。パーティションとしては、写真右のように登山のザイルを連想させるロープも活用されています。 |
私がカウンターの端の方に座って、サイフォン抽出のようすを眺めていると、ご年配の男性が来店。常連客のようです。マスターとの会話のじゃまにならないようにと席をずれて一番端に座ったら、男性客が「ああ、そのままでいいですよ」。
聞けば、その男性客は吹田さんの小学校時代の先生だったそう! コーヒーと音楽のある空間を介して、長いおつきあいが保たれているのです。