カフェ・ヒナタ屋を愛用するお客さまには、界隈のビジネスマンや学生たちが多いのはもちろんのこと、個性的な濃い面々が多数。そんなお客さまのひとりがエクストリーム・アイロニストの松澤等氏。
松澤氏は著書『そこにシワがあるから』(早川書房)の出版記念にヒナタ屋で展示とトークショーを開催。期間中はカフェの中にアイロンやアイロン台がディスプレイされていたそう。
※海中や山頂などの極限状態においてハンカチなどにアイロンをかける(!)という英国発祥の摩訶不思議なスポーツ「エクストリーム・アイロニング」については、こちらをどうぞ。
ヒナタ屋のフロアは三角形をしていて、「船のようだ」と表現したお客さまもいるそうですが、松澤氏がこのカフェについて残した名言は「アイロンの形をしている」。
なぜかユニークで刺激的な面々を呼び寄せてしまうヒナタ屋ですが、作り手たちはいたって欲のない、肩の力の抜けたふるまい。自分にできることをしっかりとやっていこう、そんな気持ちがお客さまを自然に寛がせるのでしょう。
ちなみに取材にうかがった日は、編集者といっしょに漫画家のEさんが訪れて、チキンカレーの大盛りを残さず召し上がっていかれたそうです。