代表の鈴木善雄さんは設計デザインを本業として行う傍ら、半蔵門のパン屋を引き継いでブーランジェリー・アーを立ち上げ、hive
cafeも自ら設計を手がけました。
窓際に寛ぎのスペースをつくりだしているのは北欧ユーズド家具専門店スカンジナビアンファニチャーサービスでみつけたソファやブックシェルフ。
こんがり焼けたカンパーニュと同じ色をしたgrafの椅子。フランスのデザイナー、セルジュ・ムーユの照明。気持ちのいい上質な空間です。
パンの魅力とは…
「粉と塩と水。そのシンプルな3つの素材から食べものが生まれるという驚きが、いつも気持ちの奥にあるように思います」
鈴木さんはそう語ります。ブーランジェリー・アーのパンの中で個人的に特に好きなのはリュスティックだそう。
「職人たちが真面目にこつこつ作ったパンです。しっかり焼き込んであって、小麦の味、粉の風合いが感じられます」
飛行機の旅にはおいしいパンを
私は取材翌日にイスタンブール旅行を予定していたので、「明日、飛行機の中で食べてもおいしいパンを」とお願いして見つくろっていただきました。それが写真右の、黒豆とヘーゼルナッツを入れて焼き上げたリュスティック。 おおよそ機内食というものが苦手なのですが、きゅうくつな機内でも、赤ワインをリクエストしてこの香ばしいパンをかじっていたら幸せな気分に。 そうだ、これから飛行機の旅にはおいしいパンを持参しよう、と心に決めたのでした。 |