パンのお酒のマリアージュ
取材にうかがった日は、2週間後にクリスマスを控えて、オープンキッチンのカウンターに何種類ものパンとともにシュトレンが並んでいました。赤ワインを飲みながらいただくといっそう風味が際立つという、スパイスを効かせたシュトレン。
もともとパンとワインは長年連れ添った夫婦のように(?)しっくりと呼吸のなじむペアですけれども、鈴木さんは「パンと日本酒」、「パンと焼酎」という異色のカップリングも可能だと教えてくれました。
「パンは小麦から作られますから、同じ麦から作られた麦焼酎とは相性が良いはずです。また、ドライフルーツ入りの固めのパンなら、日本酒と組み合わせても楽しめます」
さらに、パンと身近な和の食材の組み合わせもまだまだ多くの可能性があるよう。リュスティックの食感はもちもちしていてごはんに近いので、ちりめんじゃこ入りでも違和感がないのだそう。
hive cafeのオープンキッチンで腕をふるうシェフは奥田武歩さん。イタリアンやフレンチレストランで腕を磨き、パスタと煮込み料理を得意としています。
「一皿の料理もパンしだいで表情が変わりますので、どうぞお気軽に、おいしい組み合わせを見つけに来てください」