生ハムとたっぷり野菜 サラダ仕立てのPIZZA
(1200円)
恵比寿店だけの「キャラメルシフォン」
ここ恵比寿店では、表参道店にはないスイーツ「キャラメルシフォン」(600円)もいただけます。
存分に食事を楽しんだ私たちは、ボリュームのありそうなシフォンを選択肢から外したのですが、スタッフが「シフォンケーキと聞いて想像されるものとはちょっと違う、おすすめのスイーツです!」とコメントしてくれたので注文してみました。
きめが細かく、しっとり、ふわふわの食感のそれは、たっぷりの卵白で作られたエンゼルフード。あっという間に完食してしまいました。
「脚本のある飲食店」ではなく
「東京にはテーマ性の強い“造られた店”が多い」とオーナーの森野さん。
「まるであらかじめ脚本が決められているような」
でも、本来はお客さまがシーンをつくるもの。だからMERCER CAFEはオールマイティに使える空間でありたいと森野さんは語ります。
その言葉の通り、仕事帰りに立ち寄ったスーツ姿のビジネスマンはビールを飲みながら食事を、近くに住む部屋着姿でノーメイクの女性はケーキと紅茶を、それぞれの流儀で楽しんでいる光景が見られます。一方ではパーティーの2次会、3次会を楽しむグループも。この自由さ、魅力的な“適当さ”こそがカフェやラウンジの真髄ですよね。
都心の活気ある裏通りの空気が流れこむMERCER CAFEは、今日も脚本のない一夜を迎えようとしています。その一夜に参加したくなったら、誰でも、ただ気軽に扉を開けさえすればいいのです。なにしろここは森野さんいわく「スーパー喫茶店」。どうぞ大人の余裕で使いこなしてください。