カフェ/渋谷・恵比寿・原宿・表参道のカフェ

ICHO(イチョウ)…表参道(2ページ目)

コムデギャルソン裏手に大人のための美しい「おもてなしどころ」が誕生しました。小さな自家焙煎店の豆を使ったおいしいコーヒー、京都を感じるさりげなく細やかな接客が魅力です。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

...続きを読む

icho カフェの写真

コーヒーは「ICHOブレンド」(840円)をはじめとする5種類。紅茶や神馬農園の煎茶、ハートランド生ビールなども揃っています。黒い漆盆の上に美しく配置されたフランスのカップ&ソーサーは、不思議に和の空気をまとったもの。故郷である京都を感じさせる空間、というテーマが小さなお盆の中にも表現されているようです。

連れは苦味と酸味がバランス良く調和したオリジナル「ICHOブレンド」を、ここ数年で酸味のすばらしさに開眼した私は、優雅な酸味が香る「タンザニアウンゴロゴロ」(840円)を楽しみました。

鴨脚光暢さんは注文ごとに豆を挽き、一つ穴のKONO式ドリッパーで丁寧にハンドドリップしています。コーヒー豆は、あれこれ飲み比べておいしさで決めたという小さな自家焙煎珈琲店、十兵衛珈琲のもの。ドリップ方法も十兵衛珈琲のご主人の直伝だそうで、コツを訊ねると、
「蒸らしが最大のポイントであることや、一投目を大切にするなど技術的なこともいろいろ教わったのですが、最も心がけるように指導されたのは、心をこめることと、常に集中力を切らさないようにすることですね」と鴨脚さん。

icho カフェの写真

手作りのお菓子を添えて

コーヒーには優しい味わいのアーモンドチョコレートが添えられています。これは奥さまの岩手在住のお姉さまの手作り。岩手の恵まれた食材を活かして、地元でパンやお菓子の教室を主宰している彼女は、ICHOの「本日のデザート」にも、季節の素材を盛り込んだスイーツを提供しています。

▼ミッドセンチュリーと和の融合

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます