本の海と、音楽とソファ

2階建ての建物の階段をのぼっていってカフェに足を踏み入れたとき、まず目を奪われるのは、白い壁面にスタイリッシュにディスプレイされた本と雑誌の数々。銀色のハンガーにかけられた雑誌も粋な風情です。よく見ると、椅子の下にも無造作に本が積み上げられて。

「“本”という知識の海に飛び込めるような、運命的な出会いに心躍るような、そんなストーリーが生まれるお店にしたいなと考えました」とエビサワさん。

透明感のある音楽を響かせる小松音響研究所の真空管アンプ、grafの照明、TRUCK FURNITUREの椅子など、センス溢れるアイテムを揃えながらも、あくまでも居心地を重視して、肩の力の抜けた空気感に仕上げているところに、8年にわたって人気カフェを続けてきたエビサワさんの実力がうかがわれます。

▼カフェは世の中に“何か”を提案するもの