免疫反応を沈静化するために、原因となる食物を除去する
ガイドブックは、改善に役立つ重要なコンセプトとして、3ヶ月から1年くらいのあいだ、アレルギーとわかった食べものを避けるようアドバイスしています。
でも、永久に食べられないというわけではなく、一定期間だけその食べものを避けて様子を観察し、次のステップで再び食べてみることにチャレンジします。
アレルギー反応は個人差の大きいもの
では、私の場合はどのように除去すればよいでしょうか? クインテッセンスの担当のかたのお話では、アレルギーの反応は人によって非常に個人差があるとのこと。たとえば、昆布に高反応を示してもワカメは低反応、というケースもあれば、海草すべてが高反応の場合もありえるのですって。「同じ科に属する食品はたんぱく質の分子構造が似ていることから、一般的には特定の食品が高反応であれば、同じ科の他の食品についても高反応の傾向があるようです。すべての海草について個々に検査が出来ればよいのですが、現状では難しいため、除去を徹底なさる場合は同じ科のものすべてを抜いた方がより確実と言えます」
調理によっても反応が変わる場合があります。例えばバターで高反応であっても、溶かしバターにした場合には反応しない人もいるとのこと。
私はとりあえず「オイスター・マラソンはしない」「オイスターソースを避ける」「昆布とワカメは避ける」「昆布だしを避ける」程度のゆるやかな除去を3ヶ月ほど試してみようかと思いますが、もし除去を厳密におこなう場合は、専門医に相談しながら慎重にすすめたほうがよさそうです。アレルギー食物の除去と再導入について、くわしくはこちらをどうぞ。
また「フードスタット」には、新しいアレルギー反応が起きるのを防ぐためのアドバイスも書かれていました。次のページでこの「4日間・ローテーションガイド」をご紹介しますね。