手作りのピッツァから一品料理まで
平日のランチタイムは14:30がラストオーダー、土日祝のランチタイムは15:00がラストオーダーとなります。ディナータイムはいずれも18:00から。この日は昼間だったので軽めに仕上げようと、二人できりっとしたスパークリングワインのボトルを1本(スペインのカヴァ、5200円)オーダーして、まず前菜的な小皿料理2品をいただきました。ほのかにバルサミコが香る「小タマネギのバルサミコ風味」(600円)、トマトの甘酸っぱさとオイルサーディンの塩味が香ばしくグリルされた「オイルサーディンとプチトマトのガーリックオーブン焼き」(800円、写真左上)。
そのあと、パスタとピザを1品ずつ。パスタは「トルネードベーコンのトマトクリームソース・リングイー」。ピザはモッツァレラチーズ+ゴルゴンゾーラ+タレッジョ+グラナパダーノの4種類の濃厚なチーズがとろける「クワトロ・フォルマッジ」(1700円)。はちみつのジャーが添えられているので、好きなだけかけていただきます。チーズとはちみつの組み合わせは、いつも私を幸福にしてくれます。
おいしい昼食の仕上げは、イチゴが主役の「季節のタルト」(700円)とエスプレッソ(350円)。夜に訪れて、お肉や魚介をメインにしっかり食事をするのも期待できそうです。しかし、なにしろカフェですから、ひとりでふらっとやってきて、パスタとコーヒーで軽く食事とか、グラスワインを1杯だけという楽しみ方も自由自在。
ピースな時間とは
自然に恵まれたPEACE。鎌田さんに最高の季節を訪ねると「初夏」。そして梅雨の時期でも、カフェの中にいると雨が決していやではないと思えるといいます。家で感じる雨よりも、川岸の風景のなかに降っている雨のほうが、ずっと気持ちがいいのだと。このカフェの「ピースな時間」とは、たとえばコーヒーを飲みながら、日ごろ見上げることを忘れている空を見上げてみること、その気持ちよさを、周囲のテーブルにいるお客さまたちとゆるく共有することだと鎌田さん。
そう、隣のテーブルで談笑している人々は友だちでも知り合いでもありません。でも、いっしょにこの時間と空間を楽しんでいるのですよね。 そんな、淡いけれど決してゼロではない一体感こそ、カフェで過ごすことの醍醐味ですよね。