Link Our Life
「なぜチャージがかかるのですかとお客さまにご質問いただいたときは、できるだけ丁寧にご説明しています」と、マネージャーの星達也さん。
「どうしても説明が長くなってしまうのですが(笑)」
「来ていただいてすぐに100%わかっていただけるとは思えないので、あせらずに、時間をかけてゆっくり伝えていけたらと思います」と横田さん。
お店作りをスタートするとき、このコンセプト・ノートを持って物件めぐりをしたのです、と横田さんが見せてくれたリーフレットには、エンポリオのめざすものが記されていました。
強い理由を持たずに売り出される商品やサービスたち。
そこに付け加えられるのは、
イメージを厚塗りしていくばかりの付加価値や、
高価であることそのものが、
それ自身のブランド性を高めるような戦略ばかり。
モノを売る、そのルールや姿勢を見直しながら
少しあたらしい仕組みで提案する、
ここに来るみんなが幸せになれるようなお店。
link our life.
そうして全てのものごとは、生活へ繋がっていく。
リーフレットは現在メニューブックとして活躍していますので、お店を訪れたらゆっくり目を通してみてくださいね。より快適なカフェを考えようとする作り手の姿勢が伝わってきます。
3階を借りてお仕事も可能
とはいえ、なにしろカフェですから、理屈は抜きにして誰でも楽しめるのが身上。店内にはたくさんのチェコのあやつり人形をはじめ、60~70年代のイギリス、フランス、イタリアなどの雑貨、絵本、オルガンなどがぎっしり並び、国籍不明のおもちゃ箱のような不思議な空気を醸し出しています。
3階のレンタルスペースの一角は、この4月から会員制のインターネット&ワークスペースとして第一次募集を開始しました。デイタイム会員の月会費は3,400円。ビジターでも1時間500円で利用できます。
アンティーク・ビンテージ家具と、山形の工房にオーダーする無垢木の机を使ってお仕事ができるのは快適ですね。無線LAN、コーヒーやFAX、各種出力、大型プロジェクターなどの設備が整っているうえ、1階のキッチンからドリンクや食事をテイクアウトできるのですから、締切直前のライターにとっても最高の環境かもしれません。