読みものとしても充実の一冊
毎日ムックから『パンに恋する』が登場しました。多数のおいしいパン屋さんの紹介のみならず、個人的に大好きなクラフト・エヴィング商會の『東京トースト日記』(最高です!)、山本ゆりこさんや小川洋子さんのパンをめぐるエッセイ、たなかれいこさんのパンに合うレシピなどがおさめられ、読みものとしても大変楽しめるので、カフェ好きの皆さまにご紹介しますね。もちろん人気パン屋さんのカフェを取りあげたカフェ紹介ページもあります。
「朝のパン、夜のパン アンケート篇」と題したページには、私も少し登場させていただきました。「ご自宅の朝食の写真も撮ってくださいね」というリクエストをいただき、日曜日の朝、夫に3分待ってもらってテーブルの上の写真をぱちり。
このアンケートには料理研究家の渡辺有子さん、作家の柴崎友香さん、エリックカイザージャポン取締役社長の木村周一郎さんなどが答えていらして、言葉と写真からそれぞれのパン生活を想像して楽しむことができます。木村周一郎さんの「フランス人にとって、パンは消しゴムのようなもの」という比喩をたいへん興味深く読みました。
パンに恋する
【タイトル】パンに恋する 【出版社】毎日新聞社 【定価】1500円 【発行日】2007年3月 ひと切れのパン。 たとえメニューは毎朝同じでも、 気持ち次第でとびきりおいしく感じる日もあれば、 何だか味気ないと思う日もある。 パンも同じ。 たとえ同じお店の同じパンでも いつもまったく同じ味とは限らない。 それはあたりまえのこと。 パンはいつも、私たちに何かを伝えてくれるもの。 そんなパンと私たちとの新しい物語を つくってみませんか。 |