カフェ/三軒茶屋・駒沢・下北沢・荻窪のカフェ

jua cafe(ジュアカフェ)…西荻窪(2ページ目)

2006年7月にオープンしたアフリカンモダンなカフェで、おいしいネルドリップのコーヒーと本格派の煮込み料理がいただけます。オーナーは吉祥寺の老舗カフェ「くぐつ草」で12年近く店長として活躍した女性。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

...続きを読む

jua cafeオーナー

注ぎ口をつぶしたポットで

コーヒー専門店で見かけることのある、注ぎ口をカスタマイズしたドリップ用のポット。ここjua cafeのカウンターに置かれたカナリアイエローのほうろうのポットも、お湯のしずくが落ちる先端が思いきり細く改良されていました。
「ポット本来の注ぎ口のままでは繊細なドリップができないので、大工さんにお願いしてつぶしてもらいました」

jua cafeのコーヒーはブレンドではなく、ストレートのキリマンジャロ。豆はくぐつ草と同じコクテール堂から仕入れています。
「キリマンジャロの中でもタンザニアに限定し、ダークロースト(深煎り)の豆を選びました。キリマンジャロといえば一般的には酸味系のおいしさを連想すると思いますが、ダークローストに焙煎することによって、苦みが酸味を包みこみ、深みがあると同時にキレの良い味になっているのです。めりはりがあるのだけれど、あきのこない味だと思います」

jua cafeコーヒー

パプリカとトマトの魔法に魅せられて

メニューには煮込み料理各種や、季節のスイーツが並んでいます。「おいしいものを作るときに妥協したくない」というお料理好きの近藤さんが特に注目しているのが、パプリカとトマトの相性の良さ。トマトを煮込むときにパプリカを加えると、甘みとフルーティーさが増すといいます。そのパプリカも、焼き網で真っ黒に焼いてから皮をむき、煮こみのお鍋に加えるのがおいしさの秘訣なのだとか。

しっとりしたチョコレートケーキは、みごとなコクと重量感。カカオたっぷりのチョコレート生地の中に芳醇なリキュールに漬けたプラムが顔をのぞかせる、大人のためのおいしさです。「濃厚だから、いっぺんにたくさん食べたくはないでしょう?」と、小ぶりなサイズで供されます。
秋の新作マロンのババロアも、やはり大人の嗜好にあわせた美味。モンブランの口どけをよりいっそうなめらかにしたような、あとをひく味わいです。

▼取材余談:ご年配の女性客がやってきて…

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます