ひろいカフェの入口から最奥の一段高くなったステージまで、赤いカーペットが長くのびて、小さなカンヌ映画祭のレッドカーペットを想像させます。両脇には真紅の薔薇を一輪ずつ挿したフラワースタンド。ステージにはプロジェクターが投影できるスクリーンが備えられ、上映中の映画に関連したトークショーやライブがおこなわれるほか、貸し切りパーティーの演出にも活躍しています。
特別注文の長いテーブルが続くエリア、白い薄紗で仕切られたくつろぎのソファエリア、3~4人で囲むのにちょうどいいダイニングテーブルが並ぶエリアと、開放感のあるスペースはエリアごとにさまざまな表情にしつらえられています。店内のあちこちに舞台装置を使った照明が据えられ、あたかもカフェを訪れた人々が映画のスクリーンの中で役を演じているように見える心にくい仕掛け。
映画の前後にも、貸し切りパーティーにも、仕事の打ち合わせにも
Q-XAシネマで映画を観る前にここでドリンクやベーグルなどをテイクアウトしてもいいし、映画のあとで余韻を楽しみながら食事をするのもおすすめです。映画鑑賞に限らず、どんなシチュエーションにも使えるのもこのカフェの魅力。私は平日の午後に4人でお仕事の打ち合わせをしたことがありますが、ゆったりと使えて快適でした。
ちょっと煮つまったときに、特別メニューのケーキで気分転換するのも楽しいかもしれません。ここでは、上映中の映画にあわせて、洒落の効いたメニューが作られているのです。