ワンポイント
東京で唯一のチェコ料理店「カフェano」のシェフ、ユリ・プラッツィニさんによるチェコ風チョコレートケーキをご紹介します。あえて洋酒を加えたり、フルーツを混ぜたりしないシンプルなレシピが、素朴で力強いおいしさを再発見させてくれます。ひとことで言えば、子どもから年配の方まで、誰にでも愛されるいやみのない美味しさ。チェコでもバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣があるそうですが、大好きな人を家に招いた日には、手作りのチョコレートケーキといっしょに、身も心もあたたまるホットワインでおもてなしをしてはいかがでしょう。お砂糖をたっぷり加えて飲むのがチェコ流です。
教えてくれた人……ユリ・プラッツィニさん
ユリさんプロフィール:チェコ共和国モラビア地方出身、26歳。チェコの調理師学校を卒業し、モラビア地方のレストランでシェフをつとめた後、オーストラリアに英語留学。そこで知り合った日本人女性と結婚して日本へ。チェコ大使館の紹介によりカフェanoのシェフに。
カフェanoは東京唯一のチェコ料理店で、毎週月曜日に開催するアニメ上映会は毎回満員とのこと。
「日本料理で好きなのはおでん(笑)。子どものころは叔父が作るグラーシュが大好きでした。グラーシュは牛肉を煮込んだシチューで、チェコではポピュラーな料理。もちろんカフェanoでもお楽しみいただけます」