ラーメン/北海道のラーメン

麺処まるは@札幌

北海道日刊スポーツの「2006年最強のラーメン大賞」で「最優秀新人賞」を獲得した店。店主は元ラーメンマニアで東京の有名店やラーメン通のことにも精通している。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

ラーメンマニアの店主

まるは
▲通りからちょっと路地を入ったところにある。こちらが外観。
この店との出会い、いや、というよりは「店主との出会い」と言った方がいいだろう。2006年4月23日にこの店に初めて食べに行ったのだが私が席に着くと、お冷やより先に私の著書である「自称日本一ラーメンを食べた男の日記」と私が監修した「ラーメンビデオ」が出てきたのには大いに驚かされた。そんなラーメンマニアな店主の店である。


器用にいろんなラーメンを作れる技術

まるは
▲中華そば醤油700円
メニューはどれもおいしそうなので店主にどれがお薦めか聞いたら「中華そばは『麺屋武蔵』(新宿の人気店)インスパイア、味噌は『白樺山荘』(札幌の人気店)インスパイア」という答えが返ってきた。さすが自称ラーメンマニア(札幌はもちろん、東京の有名店のラーメンを結構食べ歩いているらしい)。
その両方=2杯を食べたいところだが・・・。こらえてメニューの真ん中で目立っている「中華そば醤油」を注文。(ちなみに麺は味によって三種類を使い分けてるらしい。どこまでもマニアだ。)
そういやこの日の朝、うちのスタッフと「札幌には魚介がガツンと効いたのがまだまだ少ないなぁ~」と話していたところだったが、まさにそういう味がここにあった。

当時、札幌では魚介系の味を効かせたのは珍しかった

まるは
▲みそラーメン750円
こういう魚が強く主張している味(秋刀魚節使用)が札幌で受け入れられるのか、大変興味深い。むしろ東京なら、かなり話題になりそうな味だ。そういう意味では東京から狙って食べに来ても感動できるかどうかはちょっと微妙かもしれない。
私の「ブログ本」と「ラーメンビデオ」に感謝を込めて完食したが、この一杯だけに限って言えば、飛び抜けておいしいかったわけではない。ただ、かな~り気になる店であることは確か。だから、また来て他のメニューも食べてみたいと思ったのだ。(これに関しては私の作品を持っていたから持ち上げてるわけではない。)
味噌は2種類あって、こちらはむしろ札幌の特徴を出したものらしいし、あっさり醤油・塩もあり、また複数で来て食べ比べをしてみたい。しかし、地下鉄澄川駅からバスという立地。東京からはおいそれとは行けない。


翌日、店主からメールが来た。後日談として少し触れておく。
・赤本(北海道のラーメン本で50軒紹介されてる本)に載ったので、近いうちに私が来ると予想していたらしい。
・味噌ラーメンは「彩未」(札幌の超人気店)から譲り受けた鍋で作り、「白樺山荘」の丼で提供しているという。まさにラーメンマニアの極地。
・「70点のデキだったので、再食しに来てください。」って言われても、おいそれと行けない。次に行けたとしても味噌だから。
・東京から行くにはいい方法があるらしい。
《新千歳空港から札幌市内行きの連絡バスが出ており、その真駒内行(アパホテル&リゾート<札幌>終点)に乗り、札幌大学前で下車すると、徒歩1分で店まで行ける。》
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