静岡県には「ご当地ラーメン」はない。「地ラーメン」としては藤枝の「マルナカ」を元祖とした似たようなラーメンが何軒かで見受けられるくらいか。
しかし、ご当地ラーメンが無い割にラーメン店の数は少なくないのだ。さらに行列店も結構ある。静岡県の人はラーメンが好きなのではないだろうか?

そんな中で最近食べてきた2軒を紹介してみたい。

静岡県三島市のこの地区はラーメン激戦区

藤堂
めん処 藤堂の外観
三島市安久周辺はラーメン店が固まっている。昔からの人気店「鈴福」、最近人気を伸ばしてきて携帯サイトでは静岡県で一番人気の「まるい」、東京・高円寺の人気店「田ぶし」がこの8月に出店、そして今回紹介する「めん処藤堂」である。これらの店がほぼ見える範囲にある。

東京から行くにはそんなに便利な場所ではない。新幹線が止まる三島駅からは4kmくらいあるし、一応の最寄り駅である伊豆箱根鉄道駿豆線大場駅からも徒歩15分かかる。車で行くのには便利なところなのかもしれない。この店舗には15台分の駐車場が用意されてるようだ。

外観はおよそラーメン店らしからぬ落ち着いた雰囲気。若い店主の割には、店内も落ち着きがあり、家族向けにも優しい店といえる。車椅子の人やお子様連れのことも考慮してるらしい。全席禁煙でもある。


あの「中村屋」出身で端麗なラーメンを提供

清澄
清澄の醤油らーめん 680円
ラーメン界では「若き天才」と呼ばれている中村氏の「中村屋」(大和市)で経験を積んだ店主。パッと見は、修業先のラーメンにも似ているが、材料は違ったものを使っているらしく、味わいも違う。

印象としては、端麗な上品さのあるラーメン。それでいて物足りなさはなく、十分なコクと旨味を持ち、連食の1軒目にも関わらず、私はスープを飲み干してしまった。実にすっきりとしていながら、残すのがもったいない魅力あるスープ。もちろん麺や具の出来映えや味のバランスもより良くまとまっており、開店して数ヶ月なのに出来が良すぎる感じすらしてしまう。

ラーメンはあっさり系の「清澄(せいちょう)」の醤油と塩、ややこってり系の「雫(しずく)」の醤油と塩があり、他にもバリエーション豊富。季節による限定メニューもある。5人で行って5種類のメニュー(+サイドメニュー)をいただいたが、どれもおいしい。それでもまだまだメニューが残っているのだから、悔しい(笑)。

某情報誌で毎年首都圏のお店を対象とした「ラーメン大賞」の選定をしているが、地域的には範囲外ながらも最優秀新人賞の候補にしたいくらいである。


<店データ>
■めん処 藤堂
所在地:静岡県三島市安久142
電話: 055-982-6688
営業時間:11:30-14:30、17:30-21:00(スープ無くなり次第閉店)
定休日:火曜水曜(祝祭日は営業、翌営業日が休み)
地図:Yahoo!地図情報
お店のホームページ