ラーメン/中部のラーメン

金沢のラーメン屋さん特集

TVの取材で金沢・野々市地区のラーメンを堪能してきました。その感想と報告です。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

北陸放送からの依頼で金沢に行って来ました。もともと行きたい地域だったので、こういう依頼はありがたいです。(笑)

一番行ってみたかった「神楽」が10/12に閉店してしまいました。体調を壊したのといつも使っている煮干しが高くなって入手できなくなったとかそんな話でした。他のお店の店主に聞いても「神楽」はすごかったようです。佐野さんも絶賛していたとか・・・。残念。

今回、回ったところを中心に金沢のラーメンを紹介してみたいと思います。

一喜 
創業20年近く。本店は息子(二代目が担当)、支店は他の方が店長。メニューがチャーシューラーメンしかない。しかも、タレがない。スープにチャーシューの煮汁を使い、それがスープ。また骨系は使わないので普通のラーメン店で出るゴミが出ないらしい。かなり濃いめの味でチャーシューがのってて、麺が太くて胡椒入りなので、富山の影響を受けてるのかと思ったがそうではないらしい。アナウンサー出身のお母さんが家庭の味の延長で作ったラーメンだとか。結構旨かったけど、ちょっとしょっぱい。でも、また食べたい。

平和軒
屋台から始まり50年以上になる金沢の老舗の一つ。今は二代目が店主。独特の自家製手打ち麺が特徴。こりこりしたやや平打ち細めの麺。こちらも胡椒入り。なるとのような赤巻が目立つ。中華料理店だが、ラーメンもなかなかおいしい。ワンタンメンが人気。TVは取材拒否(雑誌は可)なので一人で食べに行った。一喜から歩いていける。豚骨、鶏ガラ、牛すじで取ったスープに生醤油が入るらしい。

支那そば屋・金沢本店
最初、支那そばや(富山の店が移転。佐野実系)に連れて行かれた。かなりすごい外観と大きさにびっくり。ぜひ食べてみたかったが途中で間違いに気付き、食えずじまい。地元の人に聞くと、佐野さんの教えをあまり守らない店らしい(笑)。富山では行列店だったが、金沢はそうでもない。これからか・・・。富山では道路拡張で移転を余儀なくされた、らしい。

本題の店。いくつかのFCラーメン店や中華料理店などを経営している飲食グループの店。昭和30年代のレトロな内装、デザートなどを取り入れており、研究熱心が伺える。接客やサービスも「博多一風堂」と同じくらいに素晴らしい。ラーメンもなかなか美味しいが印象としては弱いか。でも、企業としては勢いを感じた。

亀次郎 
亀甲庵の店主が息子に店を譲って引退したがお客さんの要望が強く復活した店。390円で美味しいラーメンが食べられる。自家製麺が美味しい。塩ラーメンのような色をした醤油味。ご主人の気さくさが味わいとなっている。胡椒入り。赤巻入り。このあたりも金沢の特徴か。

世界 
金沢ではトップクラスの繁盛店。ということで行ってみた。流行っているのは何となくわかったがもう少し味の研究が欲しい。チャーシューは旨い。松任店はきれいだが本店は典型的な街道沿い店。男性向け。
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