ラーメン/中国・四国のラーメン

広島ラーメンとは?そして、その元祖は? 広島ラーメンの源流!?

広島ラーメンとはどのようなラーメンのか?そして、どのようなお店のことをいうのか?それらを解説していきます。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

10/27-28と広島のラーメンツアーに行ってきましたが、その時に仕入れた情報です。広島のラーメンを食べたのは、今回で3回目。1998年に尾道で2軒、1999年に広島で7軒食べています。その時の印象は「広島もラーメンが旨い県だなぁ」。尾道はご当地ラーメンとして有名ですが広島(市)はあまり認知されていません。それが不思議なくらい広島のラーメンも旨かったのです。

中でも印象深いのが「すずめ」と「陽気」でした。この2軒は、ほとんど同じ様なラーメンです。当然ながら、この2軒も「広島ラーメン」なんですが、こうも似ていると何か関係があるのではないか?と思うのが人の常。今回の広島行きで解決したい謎の一つでした。

■1日限定400杯が、連日完売の「すずめ」
個人的には、「広島で一番人気があるお店」という印象。営業開始は昭和33年10月、もう40年以上も前のこと。老舗といってもいいですね。開店が午後3時というのも珍しいですが(和歌山の人気店「井出商店」も午後3時開店)もっと珍しいのは「整理券」です。この整理券システム自体はまだできてから4年程度らしいです。店に入って最初にすることは食券を買うことではなく、注文することでもありません。その整理券を取って、椅子に座って待つだけなのです。

ここにはメニューが「中華そば」しかありません(あとはビールだけ)。だからこそ、整理券システムが可能なのです。座って待っていればどんどん出来上がる「中華そば」が整理券の順番通りにやって来るのです。「味が変わるから」と大盛りもなし。

7個の寸胴でスープを作るそうですがこれが一日の分量のようです。400食限定。限定の割には少なくない数字ですが、ほとんどさばけてしまうようです。豚骨ベースでゼラチンが良く出た醤油味。具は細もやし、青ネギ、チャーシューが5枚。メンマはありません。

シンプルですが、よくまとまったバランスのいいラーメンです。

【DATA】店名:すずめ 住所:広島県広島市西区東観音町1-2 TEL:082-231-9975 営業時間:15:00-21:00  休日:毎月14日と日曜日  メニュー:中華そば550

■代表的な広島ラーメン「陽気」の中華そば


■地元で屈指の人気店の「陽気」
ここも「すずめ」同様に地元の人気店。ただ市内からはちょっと外れます。営業時間は16時半と「すずめ」のようにやや中途半端。推測ですが、朝からスープを炊きあげて、これくらいの時間に出来上がり、それをその日のうちに使い切って、また翌日スープを作り直すので、こういう時間になるのではないかと思います。

「すずめ」が整理券システムなら、こちらは店内に入ると「何杯?」と聞いてきます。私が行ったときも一人なのに同じように聞かれました。メニューは同じように中華そばしかありません。見た目も味もほぼ同様です。豚骨ベースに玉葱やにんじんなどの野菜を煮込んでいるようです。
                   
【DATA】店名:陽気 住所:広島県広島市中区江波南3-4-1 TEL:082-231-5625 営業時間:16:30-24:00 休日:1日・12日・13日・26日 メニュー:中華そば500                                       
                                                                                                                                                         
さて、こうまで似ている二店の関係は、次のページで・・・。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます