女性のためのグルメ情報/贅沢なひととき一軒家レストラン

グリリア・ウエタケ (六本木)(2ページ目)

サルヴァトーレ・フェラガモ氏監修のイタリアンレストランも展開するハニーズガーデン東京。今回はもうひとつのレストラン、カノビアーノの植竹シェフのテイストが生きる自然派グリルダイニングをご紹介します!

執筆者:河野 優美

桜草が春を告げる季節の彩り料理。

サイドとして楽しんだのが、「タラバガニと菜の花のパスタ(2,500円)」。

グリリア・ウエタケ

黄色い彩りを添えるのは、早春に他に先駆けて花開く桜草。緑濃い菜の花とともに、季節感を感じさせる逸品です。

味付けはとてもシンプル。オリーブオイルと塩のみ。それがまたパスタのこしや、薄く切られた九条葱をも丹念に楽しむことを思い出させてくれました。

メニューは2ヵ月に一度模様替え。来る度に旬を感じられるのもここのお料理の素敵なポイントです。

ゆり根やほうじ茶で趣向を凝らしたデザート。

そして、忘れてはならないのがデザート。ゆり根など野菜を使ったものもあり、さっぱりした甘み。お値段はどれもプティフール3~4品付きで1,400円。こちらもメイン同様、適量が功を奏し、これなら別腹じゃない人も大丈夫そうです。

グリリア・ウエタケ

「苺のミルフィーユ,ザバイオーネのソースを香り高く仕上げました」。これは、パイの間にカスタードクリームを挟み、その上にサバイオーネソース、そこにフリーズドライの苺をアレンジした飴細工を添えたもの。ソースは、ワインになる前のぶどう酒を使ったバルサミコのようなビンコット。酸味と甘みが調和した仕上がり感は格別でした。

グリリア・ウエタケ

「ゆり根のモンブラン 南瓜のジェラート添え」。これは、パートフィローという極薄の小麦粉生地のベースに、ゆり根で作ったモンブランクリームを乗せ、その上にカボチャアイス。さらにそこに、胡麻のガレットとカボチャのスライスを添え、バルサミコで仕上げたもの。我を張らない素材同士のハーモニーは、かなりやさしい味わいでした。

グリリア・ウエタケ

「静岡県産みかんとほうじ茶のパンナコッタ みかんのクロカンテと共に」。これは、6時間で程よく固まるほうじ茶のジュレに、みかんとキンカンをあしらい、みかんのシャーベットを乗せ、黒蜜で仕上げたもの。翌日には固くなるパンナコッタの本日限りのチュルッとした口当たりが、心地良い一品でした。

普段はリーズナブルなメニューを中心にオーダーする私ですが、もしここでホワイトデーなど記念日にいただきたいコースを作るなら、メインのお肉は100~150グラム程度でもいいので、ぜひ炭焼き野菜とパスタ、ローズマリー風味のローストポテトを組み合わせたいところ。そして、デザートは迷わず2品! やっぱり女性の満足に、野菜とデザートは欠かせませんよね(この場合の予算:16,000円くらい)。

そして、ディナーの余韻は夜風の中で。

次ページでは、都会の官能を刺激する緑溢れるパティオをご紹介します!
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