女性のためのグルメ情報/贅沢なひととき一軒家レストラン

グリリア・ウエタケ (六本木)

サルヴァトーレ・フェラガモ氏監修のイタリアンレストランも展開するハニーズガーデン東京。今回はもうひとつのレストラン、カノビアーノの植竹シェフのテイストが生きる自然派グリルダイニングをご紹介します!

執筆者:河野 優美

NYのジャズバーを思わせる自然派グリルダイニング。

グリリア・ウエタケ
ジャズバーのようにグランドピアノが置かれたダイニング。
料理が舌のみならず、目でも楽しむものなら、それを食す空間も味わいのひとつと言えましょう。それは、国立新美術館や東京ミッドタウン(2007年3月30日開業)のオープンに沸く六本木の閑静な一角。

水辺の小道へとキャンドルがいざなう階段を降りると、その先に突如出現するグランドピアノが置かれたダイニング。

グリリア・ウエタケグリリア・ウエタケ
水辺の小道のブルーが揺らめく4人席。3段形式のカップルシート。

グリリア・ウエタケ
水辺の小道へキャンドルがいざなう階段。
傍らには2人並んで座れるカップルシート。まるで、ニューヨークのジャズバーを思わせる雰囲気です。

窓の向こうを青い水で囲まれているせいか、地下にありがちな閉鎖的な印象は皆無。それどころか、清々しい空気さえ感じます。

そう、ここがどこよりも小粋に東京の空間美を堪能させる自然派グリルダイニング。その名も、「グリリア・ウエタケ」。

グランシェフは代官山「カノビアーノ」の植竹シェフ。

グランシェフを務めるのは、代官山「CANOVIANO(カノビアーノ)」のオーナーシェフ・植竹隆政さん。

グリリア・ウエタケ

バターや生クリームなど動物性脂肪に始まり、ニンニク、唐辛子も使用しないシンプル調理が人気です。そのため、素材を最大限に引き出したナチュラルな味わいが魅力。

グリリア・ウエタケ
オリーブオイルの向こうで揺らめくグリルの炎。
通常、メニューは前菜からメインへ順に並んでいるところが多いですが、ここは出だしがメイン。究極のグリルを心ゆくまで味わってもらいたいというシェフの気持ちの表れです。

なので、ボリュームを楽しむというよりは、本当にいい素材を一番美味しい状態で適量だけ楽しむ感じ。そのため、オーダーはグラム指定できるスタイル。お肉の種類にもよりますが、100グラムが4,500円くらいからなので、お値段から考えると男性はちょっと物足りないかもしれませんが、そのあたりは1,000円前後のサイドディッシュや2,000円前後のアンティパスタやパスタ&リゾット、2,000台からある魚介類の炭火焼きなどを組み合わせて、自分のお腹にピッタリのコースにしてゆくのがベストかなと思います。

グリリア・ウエタケ
お肉と野菜を楽しむ3種類のソース。
この日、味わってみたのは、三重牛ロース180グラム。静と動の料理があるとすれば、これはまぎれもなく動。ナイフを入れると、ジュワッと染み出す芳醇な肉汁が、まるで生き物のように動的な印象を与えます。

ソースは、五島灘の塩、ルッコラのペーストなど3種が添えられた中、上品な甘さを醸し出す貴腐ワインから作られたビンサントが特に気に入りました。 

メインよりもふんだんに添えられる付け合わせの炭焼き野菜。

そして、驚きは付け合せ。炭焼きにした野菜がたっぷり銅の鍋に入れられ、サーブされます。

グリリア・ウエタケ

この日は、加賀レンコン、黄カブ、ハツカダイコン、黒ダイコン、メキャベツ、京クワイ、タケノコ、クキブロッコリ、アスパラ、赤軸ホウレンソウ、伏見とうがらし。

この中のナスに見える黒ダイコンは、皮付きなのに意表をつくやわらかさ。また、タケノコもトウモロコシのように甘くフレッシュ。この野菜焼きは、他のメインでも1,200円で別オーダー可能です。

次ページでは、タラバガニが贅沢に盛られた菜の花のパスタとさっぱりスイートなデザート3皿をご紹介します!
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