プロ棋士が考案した「どうぶつしょうぎ」
子供の日に遊びたいゲームの中編です。前回のクリカドは直感的に遊べるゲームですが、本日は戦術系(といっても、お子さんでも十分に愉しめる)ゲームをご紹介します。日本女子プロ将棋協会(LPSA)の棋士・北尾まどかさんが、小さな子供にも将棋のルールを簡単に理解してもらうために考案したユニークな将棋があります。それが・・・
「どうぶつしょうぎ LET‘S CATCH THE LION!」です。
ゲームデザイナー:北尾まどか
イラスト:藤田麻衣子
プレイ人数:2人
プレイ時間:10分位
まずはどうぶつしょうぎのおもしろさについて双六屋なりに迫ってみたいとおもいます。
後半では、このゲームの考案者である、北尾さんにメールでインタビューができましたので、本人自らの口でこのゲームの魅力を語っていただきます。
インタビュー記事はこちら⇒
3×4マスの狭い戦場は常に交戦状態
正直に告白します。双六屋は、はじめてこのゲームを見たときに「ああ、簡易版将棋ね」くらいの印象しかありませんでした。マス目は3×4の極狭の12マス。しかしここには信じられないほど多様なドラマが生まれる。 |
これだけ盤面が狭いので、一瞬で勝負がつきそうに思えます(もちろん、そういう場合もあります)
しかし指し手の実力が拮抗している場合、一試合に10手20手の攻防はざら。
しかもこれだけマス目が少ないと、常に盤上のどこかしらで、コマの取った取られたがあり、展開もダイナミックでスリリング。はっきりいってめっぽうおもしろい!
喰うか喰われるかの真剣勝負→