イメージは外付けハードディスク
一度の説明ですべてを理解できる天才プレイヤーならともかく、双六屋も初見のゲームでは、「アレ、この手はできるんだっけ?」などと、選択肢の有無や、プレイ上の制約をよく失念します。そのためテーブルを囲む経験者に、同じ質問を何度もしてしまうことがあります。
これも一度や二度なら許してもらえますが、度が過ぎると互いのストレスとなりますし、また無用な長考となり、他のプレイヤーにも迷惑がかかります。
サマリーがあると、この部分が大幅に軽減され、戦術の立案に軸足を置くことができます。
いってみれば重いデータは外付けのハードディスクに一旦置いておき、OSはアプリケーションの処理に集中するというイメージでしょうか。
サマリー作成の効能とは?
双六屋が『BLOX』用に自作したサマリー。手番時に6つものアクションがあるため、その内容を表でまとめてある。 |
「早見」というくらいですから、できるだけシンプルに、かつわかりやすくまとめるにはゲームの構造がよくわかっていないとできませんし、それなりのセンスが必要となります。
また、図解を入れるなど、見た目にも凝りだすと工夫の余地が随分とあり、サマリーの作成だけでもそれなりに愉しかったりします。
サマリーを上手に作れるようになればゲームへの理解が深まり、ゲーム力が数%はかさ上げされることは間違いないことでしょう。
まだまだあるサマリー作成の効能⇒