メンタル的なウォームアップ

ゲームをはじめる時に、前回の戦いの記録が残っていると、それを見返すことでメンタル的なウォームアップができるからです。

それは大掃除のときに、古いアルバムや、昔の雑誌に読みいって、つい掃除の手をとめてしまうのにも似て、当時を振り返る単純な楽しさがあります。

そしてもちろん、もろもろの効能も。

スコットランドヤード
『スコットランドヤード』では怪盗Xの逃走経路と逮捕までの時間がシートにバッチリ記録される。早々に捕まってしまうと不名誉な記録がずっと残されてしまう。
ピクショナリー』などの、お絵かきゲームはサイコーですね。プレイヤーたちの珍作・傑作を見返して「ぎゃはは、なんだこれ」と場を暖めることができます。

同じメンツで遊ぶ場合は、前回の敗者は、リベンジに燃えて気合が入り、勝者はまたそれを阻み、連覇せんと燃えるという効能もあります。

また違うメンツで遊ぶ場合でも、『ラミィキューブ』のように得点を競うゲームや、『80日間世界一周』のようにスピードを競うゲームであれば、ハイスコアが目標値となり、単に1位を目指すだけではなく、新記録樹立の意欲も掻き立てられます。

スコアシートにまつわるいろいろ

以前、取材をさせてもらった、総合アナログゲームサイトのsaienでは、ユニークなスコアシートを使っていました。それは掟破りともいえる方法で、なんとゲームの箱の裏を記録用紙として使用しているのです! でもこれを読む限り、それはそれで楽しそう。


スコアシートで、思い出深いものといえば、すでにメールマガジンに書いてしまいましたが、バンダイミュージアムのバックヤードに収容されているボードゲームコレクションを取材をしに行った時のことです。

ここのボードゲームは、もともとは「ロンドン玩具&模型博物館」のコレクションだったものを引き取ったもの。

そしてあるゲームの箱を開けてみると、カレンダーの裏を利用した、メモ書き程度のスコアシートが入っていたのですが、その日付をみると1954年のもの! 単なる走り書きも、こうなると歴史的遺産です。

スコアシートを残すことは、もちろん自分や仲間内だけのための、個人的なものです。でもあなたの残したボードゲームとスコアシートが、いつの日か貴重な資料として扱われる日があるかもしれませんよ。

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