熟考の果てに見えるもの
有限のボードに無限ともいえる局面が埋蔵されている。その中の最善手をもとめ、プレイヤーは彷徨する。 |
(そしてその迷宮の最深部にあるのが「シンキング・ハイ」なのではと双六屋は夢想します)
一手ごとに熟考を要すゲームを、ボードゲームでは「重いゲーム」とも称します。しかし一方で、この重さがアブストラトゲームの弱点でもあります。熟考を要すゲームは、万人向けではありません。
もっと致命的な弱点があります。双六屋が師と仰ぐ、松田道弘先生は、その著書の中でアブストラクトの問題点をこう喝破しています。
お互いの能力レベルが違いすぎると勝ち負けがはっきりしぎて面白くも何ともないということが困ったところです。
『遊びの世界の味覚地図』(社会思想社)
いいとこどりのブロックス
2人専用対戦が熱い『ブロックスデュオ』 |
かつ熟練者と初心者が一緒に遊んでもそれなりに楽しめてしまうことです。(そして、初心者の方が勝ってしまうこともしばし!)
ブロックスはその人気からバリエーションも増えてきました。ピースが三角形で、ボードが六角形の『ブロックストライゴン』、二人専用対戦の『ブロックスデュオ』、どでかいピースで遊ぶ『ブロックスジャイアント』などなど。
自分の嗜好や一緒に遊ぶ仲間を思い浮かべながら、自分にマッチしたブロックスを選んでたのしんでください。
本日のブロックスな関連・参考サイト
ブロックス・オフィシャルサイト 世界中とオンライン対戦もビバリー ブロックスページ
ブロックス倶楽部 デジタルゲームへの移植
Yahoo!ゲーム 「ブロックス倶楽部」体験版