プロローグ 「ムッシュ、入国の目的は?」
ヨーロッパへは長時間の旅路になる。そんなときはプロブレム集を解く! 考えてみれば電話も、邪魔も入らないあるし、ある意味ギャモンにひたすら浸れる至福の時間!? |
日本からモナコへの直行便はない。パリのシャルル・ド・ゴール空港にニース空港へのトランジットのために立ち寄った私は、イミグレーションで審査官にパスポートを渡す。
「それでムッシュ、フランスへの入国の目的は?」
私は答える
「勝つためにだ!」
世界選手権は惨敗でした!!
世界中の「本物」のセレブリティが集まるモナコ。今年も美しい。 |
みなさんこんにちは、双六屋です。2002年にも参加したバックギャモン世界選手権に2度目の参戦をしてきました。
結論から申しましょう。本来であればココで『双六屋・バックギャモン世界王者への軌跡』を完全レポートするつもりでしたが、世界選手権の本選やチーム戦などのサイドイベントを含め、都合6つのトーナメントに参加しましたが、すべて1回戦負け。つまり・・・
というわけで・・・
大幅に内容を変え、『仮想体験!! あなたがもしバックギャモンの世界チャンピオンだったら!』 をお送りします。
※ちなみに冒頭の空港の様子は、完全に双六屋の妄想であり、審査官はパスポートをサクッとチェックすると「メルシー」と一言だけいいました。
本文中の為替レートは2006年7月25日現在で1€ = 約150円で計算してあります。
仮想体験:バックギャモン世界チャンピオン
大奮発して、人生初のヘリコプター搭乗。勝っていれば帰りもヘリコに乗るつもりだったが・・・ |
あなたはバックギャモンの世界チャンピオンです! 今年もその王座を守るために世界選手権に参戦します。世界選手権は毎年7月の第2週、ヨーロッパの宝石と称される超高級リゾート地・モナコにて開催されます。
日本からモナコへはパリを経由しニース空港を目指すのが一般的です。ニースからはバスか電車が便利。バスで片道15.50€(2,350円)で約40分くらいでモナコに到着します。
しかぁし!!! ポーカー界伝説のプレイヤー、ジョニー・モスはこういっています。M・コニック『ギャンブルに人生を賭けた男たち』(真崎義博 訳)からの抜粋
「ギャンブラーは、そうであろうとなかろうと億万長者のように生きていくものだ」
ふー、なるほど。それではモナコ入りもひとつハデに行きましょう!
モンテカルロにはヘリコプターで乗り込んでおけ!
フライトは本当にあっという間! |
というわけで・・・ あなたはニース空港からヘリコプターでモナコに舞い降りることに決めました! 片道96€(14,400円)で所要時間はわずか6分! 眼下に広がるコート・ダ・ジュール(紺碧海岸)と美しいモナコの街並みは、プレイヤーに世界選手権という最高の舞台にやってきたという感慨をわかせます。
モナコのヘリポート到着後は、バンにて無料でホテルまでの送迎してもらえます。ドライバーは恭しくあなたのバゲッジをホテルカウンターまで運んでくれることでしょう。
さあ、部屋に入り、荷を解いたらレセプションパーティーに参加しましょう!→