ツクダコレクションはマニアが卒倒するラインナップ
思いついた国産ゲームのタイトルをひとつ挙げてみてください。かならずこの棚にありますから・・・ |
が、ここで油断して懐かしさに浸っていると、ボードゲーム棚にたどりつけるのはいつになるかわかりません。その場から足を無理やり引き剥がし、ボードゲームコーナーに向かいましたが・・・ こちらも絶句! ロンドンコレクションと同じく、そこは日本のボードゲーム史そのものでした。
『オセロ』や『人生ゲーム』はいうにおよばず、野村トーイやシュウクリエイションズにトミー、バンダイなどが出したボードゲームの数々。パーティージョイなどは、ほぼ全巻揃っているという奇跡! ここには間違いなくボードゲームの神様が降臨しています。
驚くべきお宝ウォーシミュレーションゲームの数々!
『信長風雲録』や『秀吉軍記』など戦国モノのシミュレーションゲームも多数確認しました。 |
そのどれもが現在オークションに、もし出回ったとすれば、高値で取引されるのは必至のタイトルばかり。さらにびっくりするのが、そのほとんどがシュリンク付きの未開封モノ! マニアがこの場所に立てば気絶しかねないほどです。
さらにさらにビックリするのは、これらの一部のゲームに使われた原画やセルがまで保存されていること。これはもう驚愕を通り越し、もう二の句が継げません・・・
豊富なリソースを生かし、将来的にはアーカイブ事業へ
ここには間違いなく国内外の最上のコレクションがここに集まっています。が、これらのコレクションはあまりにも膨大なゆえ、所蔵品の引取り、移動、保管、整理、には膨大な時間と莫大な資金がかかります。しかしバンダイではビジネス面よりも、玩具メーカーのトップとして、文化財としてこれらの玩具を残すことを重視。貴重なコレクションを後世に伝えるべく文化事業推進室まで設立し、この事業にあたっています。
すでにロンドン・ツクダコレクションのデータベース化は始まっています。が、ロンドンコレクションの場合、海外から運搬されたという経緯もあり、輸送の際に玩具の外箱やコンポーネントなどがバラバラに混載されて、マッチングできなかったり、一部のコンポーネントが紛失してしまったり(ボードゲームも同じ状況)で、整理にはまだまだ時間が掛かる模様です。
しかし、データベースさえ完成すれば、アーカイブ事業としてこれらの所蔵品を他の博物館や展示展などに貸し出すことが計画されています。倉庫に眠るこれらのお宝がみなさんの目に触れることもそう遠くないはず! 一日も早い一般公開の日が待たれます。
本日のおもちゃな関連・参考サイト
軽井沢ワールドトイミュージアム バンダイが運営する軽井沢の博物館バンダイミュージアム公式WEBサイト 松戸にあるバンダイの博物館 等身大ガンダムがいるよ!
日本玩具資料館 サイトのみで建物はすでにありません
おもちゃ団地協同組合 加盟メーカー名をみればそのすごさは・・・
壬生町おもちゃ博物館 おもちゃのまちのおもちゃの博物館