「氷上のチェス」と呼ばれるカーリング
東京都カーリング協会の主催するスクールにお邪魔してきました。その目的は、オリンピック選手との対決! |
しかし、テレビで見たことはあるけど、具体的にどんなスポーツかは知らないという方は多いことでしょう。
カーリングは別名「氷上のチェス」とも呼ばれ、アスリートが研ぎ澄まされたスキルを競うのはもちろんですが、非常に戦術性が高く、頭脳戦的な要素が多分に含まれます。
このためスポーツながら、観客は知的興奮も得られるという稀有な競技なのです。
長野五輪の代表選手とガチンコ対決!
スポーツウーマン、そしてスポーツマンシップに則って、まずはガッチリ握手! 正々堂々と戦うことをここに誓います。 |
ただしまともにカーリングをやって勝てるわけがありません。双六屋が持参したボードゲームのカーリングで対決してきたのです!
ここにその道のトップアスリート VS その道のボードゲームプレイヤーの対決が実現しました!
カーリング・夢のガチンコ対決の様子と顛末はこちらから!→
大澤明美(おおさわあけみ)さんプロフィール
1973年生れ。北海道出身。カーリングの選手として、93、94、97、98、99年の世界選手権に出場。また日本女子代表(当時は旧姓の丹羽)として98年の冬季長野オリンピックにも出場。5位入賞を果たしている。現在も選手として活躍しつつ、後進の指導にもあたっている。
カーリングってこんなスポーツ
4人1組で争うチーム戦。各チームはストーンと呼ばれる20kgほどの石をリンクに滑走させ、約40m先にあるハウスと呼ばれる的の中心にいかに近づけるかを競う。ストーンは味方と、敵で交互に1ストーンづつ投げる(各チーム8個のストーンを担当)合計16個のストーンを投げ終わると1エンド終了。この時ハウスの中心により近い場所にストーンを配置したチームが得点権を得る。公式戦では10エンドで争われる。
カーリングのココがおもしろい!
実際のカーリングストーン。これをつかって氷上で戦うボードゲームともいえる! |
最初からハウスの中心を狙っても、後から投げられた敵のストーンによってハウスからはじきだされてしまいます。
よって、ストーンをわざとハウスの手前において邪魔したり、ビリヤードのように別ストーンにぶつけて自分のストーンを目的の場所に配置したりと、ポジショニングの攻防がエキサイティングな競技なのです。
このゲーム性の高さが「氷上のチェス」と呼ばれる所以でしょう。
リンクは鏡面のごとく美しくデリケートです。氷上はぴたりと水平に保たれ、そして絶妙な温度に調整されています。
そこをブラシやほうき(正確にはブルームという名称)でスイープ(リンクを摩擦すること)で、氷を溶かして水にし、この摩擦度の変化によってストーンの滑走距離や曲がり具合を微調整するのです。トッププレイヤーはミリ単位の正確さで狙った場所にストーンをドローします。
それでは大澤選手 VS 双六屋の対決です!→