ハリー・ポッターに登場するチェスセットを追え!
『ハリー・ポッターと賢者の石』の原作。もちろんこちらにも「魔法使いのチェス」のシーンがある! |
1つ目は、クリスマスのシーン。ハリーと友人のロンがチェスで対決をしています。ここで使用されているチェスセットですが、実は以前にガイド記事で紹介した「ルイス島のチェス」がモデルなっています。劇中でこのチェスは「魔法使いのチェス」と呼ばれています。
さて人間界(?)のチェスとの異なる点は、プレイヤーは指し手を宣言するだけ。すると選ばれた駒は、意思をもったかのごとく自動的に盤上をスルスルと移動していきます。チェスは元々攻撃性の高いゲームですが、この魔法使いのチェスではさらに過激。攻撃を受けた駒(つまり捕獲された駒)は、敵の駒によって破壊されてしまいます。
映画ではロンのクイーンの駒が玉座から立上り、椅子をぶん回してハリーのナイトをぶっ壊します。対戦を横で見ていたハーマイオニーは「なんて野蛮なゲームなの!」と思わず絶叫しますが、彼女ならずとも同じセリフをつぶやきそうになります。
物語後半にはさらに危険で攻撃的なチェスが!
2つ目は物語のクライマックスを担う重要なシーンです。ハリーとロン、そしてハオマイオニーも加わった3人がチェスに挑むシーンがあります。賢者の石を手に入れるべく急ぐ彼らに立ち塞がったのは、床全体がチェスボードになっており、ゲームに勝たねば出口にたどり着けないという「魔法使いのチェス」の仕掛け部屋!