100ミクロン定規 VS 100円定規
ミクロン100の全長は10cmほど。チタン製のために小柄ながらずっしりした重量感です。目盛すべてが、100ミクロン刻みというわけでなく、左端の1mm部分のみが、そのように加工されています。あたりまえのことですが、目盛の線の幅は100ミクロンよりさらに細くなければ、目盛同士が重なって潰れてしまいます。目盛の線の幅にいたっては、さらに一桁減ってわずか60ミクロンです!(0.06mmですよ念のため)
前回と同様にデジタル顕微鏡の力を借りずして、取材は成り立たないというミクロの世界のお話です。
さて、この日、双六屋は近所のコンビニで購入した100円の定規(プラスティック製)を持参していきました。まずは小手調べにこいつをぶつけてみましょう。
ミクロン100(画面上部)と100円定規(画面下部)を向かい合わせにして並べてみる。う~ん。まだよくわからないのでさらにズームアップ。さらに倍率ドン!
だああ、1mmがきっちり10等分になってますがなっ!
念のために、こちらも持参した0.5mmのシャーペンの芯の直径も測ってみました。ドキドキ・・・
だああっ!!! き、きっかり0.5mmだ。シャー芯くらい楽勝で計測できてしまいます。すごい、すごすぎる定規だ。いや、そもそも、世界最速サイコロと世界最小サイコロを製作している会社ですから、この程度で感心していたらむしろ失礼にあたります。
しかし、精度が高いのは当たり前だとわかっていても、実際にこのような画像を目にすると、やっぱり・・・驚いてしまいます。
このミクロの世界では、100円定規の目盛の線は、よれよれと波打っていることが確認できると思います。それに比べ、ミクロン100の目盛の線はぴっちり一直線!! このこと一つとっても微細加工技術のなんたる高さよ!
ゴクリ、ではいよいよ、世界最小サイコロを測定してみましょう。→