● 谷岡一郎 (コントラクトブリッジプレイヤー)
ギャンブルに関する数々の研究書を著している、ギャンブル研究のオーソリティーの一人、谷岡一郎氏。学生時代はブリッジプレイヤーとして名を馳せ、将棋の棋士、谷川浩司氏との対談をまとめた『勝負運の法則』(PHP)という本の中では次のような記述がでてきます。
「対戦相手がもっているカードが透けてみてたこともありますよ。(中略)敵のカードをこう睨んだら、スペードの3とかハートの4とかって、持っているカードに浮かんでくるんです。」
● 森巣 博 (ギャンブラー)
オーストラリアに拠点をおき、「常打ち賭人」としてギャンブルで生計を立てている森巣博氏。氏の体験談をもとに書かれた『神はダイスを遊ばない』(飛鳥新社)は並みのギャンブル体験記など足元も及ばないほどずば抜けて面白く、賭場における凄まじい人間模様が簡潔にして明晰な文章で楽しむことができます。
森巣氏の得意とするゲームは「牌九(パイガオ)ポーカー」 これはドミノ牌を使って行われるゲームです。氏の著書『無境界の人』(小学館)のなかではやはりこんな記述が出てきます。
「伏せてある牌九牌の四牌すべてではない、しかしそれが読めた。一牌だけの時もあった。二牌だけの時もあった。三牌だけの時もあったのである。伏せてある牌が読める状態だったのだ。」
もともと一流プレイヤーの方々ばかり、それがこんな無敵モードになったとしたらその強さは想像を絶します。さて、肝心のシンキングハイの正体とは一体・・・