そんなにサイコロがあるわけないだろ!
プレイ人数 2~6名
プレイ時間 30分程度
嘘といえばポーカーで使う「ブラフ」という用語が有名です。日本語では「ハッタリ」訳されますが、その名のとおり「ブラフ」というゲームがあるのです。
このゲーム、別のタイトルでも発売されておりそちらもやっぱり「ライヤーズダイス(嘘吐きたちのサイコロ)」タイトルからもわかる通り嘘のつき甲斐があるゲームです。
各プレイヤーはダイスカップと5個のサイコロを持っています。全員で一斉にサイコロを振ります。ただしカップは伏せたまま。のぞけるのは自分のカップの中だけです。
場にある全ダイスの内、ある特定の目のダイスが何個あるかを推理するのがこのゲーム。例えば6人のプレイヤーでゲームをしたとすると6人×5個で30個が場にあることになります。
手がかりは自分の手持ちのダイスだけですから、数学的に正しい答えなど到底導きだせません。初番のプレイヤーは適当に嘘をついて、ダイスの目を指定しその数をビット(宣言)をします。
「3の目が場には7個ある!」といった具合です。
次のプレイヤーは現在のビットよりも数を競り上げるか、もしくは直前のビットがありえないとおもったら「ブラフ!」といって告発します。
告発があった場合は全員のカップを開け真実を確かめます。指定した目の個数が多すぎ、それが嘘となっていた場合は直前にビットしたプレイヤーの負け。ビット内の数字で収まっていたら告発したプレイヤーの負けです。
負けたプレイヤーはルールに応じて手持ちのサイコロを取り上げられます。サイコロが全てなくなったプレイヤーは負け抜け。最後まで残ったプレイヤーが勝利者となります。
このゲームが面白いのはサイコロの目の一つが「★」マークになっていることです。★マークはオールマイティーなのでビットが思わぬハイレートなることがあり、ゲームは多いに盛り上りをみせます。
どう考えてもそんな個数はありえないと「ブラフ」をすると★のおかげでビット内に収まっていたということがよくあります。こんなときは歓声と絶叫が入り乱れます。
勝つためには他のプレイヤーの顔色をよく窺うことです。何故そのようなビットをしてくるのかを考え、手元の情報と合わせてハッタリなのか真実なのかを見分ける必要があります。もちろんこちらから嘘の情報(ビット)を流し、勝手に勘違いして踊ってもらうことも重要な戦略です。
文章では面白さが伝わりにくいのですが、大人数ですぐに盛り上がるゲームというえばブラフを推すプレイヤーも数多く、世にあるサイコロゲームの中でも屈指の面白さです。
●上手に嘘をつくコツとは
嘘つきは記憶力が良くなければいけないといわれます。つじつまを合わせるために嘘は雪ダルマ式に増えて行きます。整合性がなければ嘘は簡単に見分けられてしまうのですから。
しかしこれでは大変です。そこで少し高等なブラフのテクニックをお教えしましょう。毎回嘘をついていたら逆に相手はあなたを信じないことで真実に辿りついてしまいます。最も効果的な嘘のつき方は九割の真実に一片の嘘をそっと紛れこますことです。もちろんこれは紹介したゲームの戦略においても有効な手段です。
【関連・参考サイト】
ガイド記事からブラフの要素があるゲームをご紹介
・『デュスターバルドの狼男』 村人に成りすました狼男を見抜け!
・「おすすめINDEX ポーカー」 ポーカーを知らずしてブラフを語るなかれ
紹介したゲームをもっと知りたい!買いたい!という方は
・「おすすめINDEX レビュー・プレイレポート」
・「おすすめINDEX オンラインショップ