日本の洋ゲー市場は拡大している?

スパイクのおふたりの図
向かって右が雪田さん、左が飯塚さん。ゲームを探し、買い付け、そして売る、洋ゲービジネスの現場に携わっているお二人にお話を聞きます。
いよいよ、洋ゲー市場についてお話を伺います。今回インタビューをお願いしたのは、メトロをはじめとしたスパイクの洋ゲー全般について買い付けをなさっている、スパイク 海外グループ マネージャーの飯塚 康弘さん。そして国内市場の営業、いわば洋ゲーを売る現場に携わってらっしゃる営業部 部長の雪田 幸司さんというところで、洋ゲーを仕入れるセクションとそれを売るセクションのお二方にお話を伺います。

ガイド:それでは、よろしくお願いします。早速、日本における洋ゲー市場の現状についてお伺いしたいんですが。

飯塚:スパイクはなんやかんや言って12年洋ゲー売ってますけど、最初は初代PlayStation(以下PS)のV-RALLYというレースゲームでした。その頃は、実際のところ競合というか、洋ゲーを扱っていたところはとても少なかったんです。ほとんど出していたのは海外パブリッシャーの日本支社、EAさんだったり、Ubisoftさんだったり。つまり、国内市場は国内メーカーのゲームがほとんどでした。

それが、PS3、Xbox 360みたいなハードになって何が変わったかというと、開発のコストがとてつもない額がかかってくるので、日本の大手のメーカーも、PSやPS2の頃みたいなペースでゲームをだせなくなってきてたし、世界で売れるものっていうことでじっくり時間をかけて作るようになったと。

雪田:ですから、PS3、Xbox 360の初期の頃って日本のタイトルが揃ってなくて、それで海外のゲームを仕方なくやっていたところもあったように思います。それで、2007年くらいまでって、洋ゲーは堅く売れるっていうイメージだったし、たしかにそうだったんですよ。良く売れるよねーって流通さんもメーカーも。そういう数字が読みやすいイメージでした。

飯塚:傍から見てると、まあこれは僕の主観ですが、結構、いいビジネスに見えるのかなあと。それでか、他社さんが大分入ってきました。どんどん、このタイトルもでるのかっていうタイトルも出るみたいな。

雪田:Xbox 360で洋ゲーを乱発されたんですよね。取りあえずXbox 360で洋ゲーだしておけば2万本は売れる、みたいな。でも、本当はそうじゃなくて、ユーザーさんも馬鹿じゃないので、ちゃんとクオリティの高いものじゃないと駄目なんです。粗悪タイトルが乱発されて、とにかく毎月毎月FPSが何タイトルでてくるみたいな、当然飽きますよね。市場を飽和状態にしちゃったという。

といったところで、逆に洋ゲー儲からなくなったよね、という空気が業界内では流れている感じも最近はあります。ただ、うちが独自で調べているところだと、2007年から2008年の洋ゲーの市場というのはタイトル数も年間の総販売本数も、1本あたりの平均販売本数も伸びていますし、2009年もその傾向を引き継いでいる様子がうかがえます。実は、PS3でかなり伸びているんです。

まとめると、PS3は販売台数が伸びてきていることもあり洋ゲーマーケットは成長してる。逆に、Xbox 360の出せば堅く売れるみたいな状況は終わったというのが、現状です。

次は、では、実際洋ゲーはどのくらい売れると儲かるのか、商売になるのかというところについて伺っていきたいと思います。