どんどん売れるBD作品
初回特典にフィルムが封入されているが、筆者のはめでたく綾波レイのアップだった。 |
『破』BD早くも歴代1位確実
初週で45万枚出荷などというと、もはや大作ゲームでもなかなか突破出来ない数量だ(初日でなんと19.5万枚の売り上げだと言う!)。
国内において、単品のBDプレイヤーの需要はそれほど高くない。
500万台を突破したPS3、そしてBDドライブを搭載したHDDレコーダーなどが巨大なインストールベースとなっている状況だ。
「観ようと思えばBDも観られる」というユーザーが広がり、「でもなんかDVDで十分だよね」という空気から脱しつつあるのではないだろうか。
BDの高精細さを生かした優良タイトルを視聴すると、多くのユーザーが「次もBD」と興味を持つ。BDがマニアのものから少しずつ一般ユーザーのものに「脱皮」しつつある。
「出来ればBDで」→「必ずBDで!」
さて、筆者は前作『序』をDVDで購入し、後に発売されたBD版を買い直し、『破』の劇場版を2度見に行った程度にはエヴァマニアだ。ついでに言うと旧劇場版も劇場で観て、放映後にショックで2週間ほど立ち直れなくなったのも懐かしい思い出である。劇場で作品のクオリティーは十分体感してきたが、それがBDとなって自分の手元にあるのは何とも言えない感慨があるものである。
とりあえず正座をしてディスクを挿入した。
結論から言えば、『序』のBD版も素晴らしいクオリティではあったが、『破』はその上を行く。
劇場で観るよりクッキリと鮮明な画像で、暗くて良く見えなかったシーンでも鮮明に視聴することが出来る。冒頭のアクションシーケンスから顕著で、洪水のような情報量をしっかりと映しきっている印象だ。
映画ならではのフィルム感のようなものは皆無なため、賛否あるかも知れないが、筆者としては圧絶対的にこの絵作りを支持する。
音についても圧倒的!の一言。
次から次へとやってくるアクションシーンで、「こんな音もあったっけ」というほどの効果音が前後左右から降り注ぐのはもはや快感だ。相変わらずリアスピーカーもサービス満点に鳴らしまくってくれて、臨場感抜群である。
それなりの環境を整えてやれば、家に劇場がやってくる。
この作品に関しては、当サイトの読者の皆様であれば「必ずBDで」観て欲しい。
今現在BDで観ることが出来る、最高峰の映像が堪能できるはずだ。