方やディスクドライブを廃止して小型化し、方や携帯機として類を見ない大型化を果たした。
これらはお互い派生バージョンと言う存在でありながら、それぞれ立ち位置が明確に違うハードウェアだと言える。今回はそれぞれの似ているところ、違っているところを見てみよう。
PSP goはPSP1.5ではない
これで電話機能が付けば盤石だった? |
PlayStationNetwork経由でしかソフトウェアの入手方法がないという他、違いとしては「BlueTooth搭載」「対応メモリースティックが小型タイプ」「画面が若干小さい」「従来の周辺機器が接続できない」「現行PSPより高い価格設定」「ゲームをレジュームしてXMBにアクセス可能」など。
決して僅かな違いとも言えないが、「進化」と銘打つほどの違いでもない。
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しかも発売前に現行機種が3,000円の値下げとなることが発表となり、PSP go
の立ち位置は非常に微妙なものとなった。
何より大きかったのは、「既に所持しているゲーム」について、当初はPSP goでもプレイ可能な何らかの施術が検討されている、と言われていたのにもかかわらず、対応が見送られたことだった。
このことでPSP goは「ガジェットとしては魅力的だが、利用にはハードルが高い」と言うゲーム機になったと言える。
一方、DSi LLは
DSi LLは液晶サイズが大幅に大きくなり、本体サイズ、重量ともに従来機より増えたという、携帯ゲームとしては珍しい存在となっている。価格も高い設定となっているが、3つのソフトウェアがプリインストールされている。
高齢者向けというわけではない、というアナウンスがあったDSi LLだが、ターゲットとしてある程度の部分に高齢者が含まれるのは明らかだ。
視認性の高さ、タッチペンでの操作のしやすさは、自宅でDSをプレイするユーザーにも見逃せない。
PSP goとDSi LLは、方向性は違えど「新たなニーズの創出」という意味では共通している。