AX-V465とPS3の相性は抜群
セッティングは付属のマイクで可能。頭の位置に固定するため、3脚があると便利だ。ちなみに猫は付属しない。 |
(1)サラウンド音声収録のゲームソフトが増加しており、楽しみが倍増する
・5.1ch収録はもちろん最高の音場空間に!
・ステレオ収録のものでも、「ドルビープロロジックII」で5.1chに変換!
PS3自体は7.1chまで対応するが、アンプの能力は5.1chとまで。
上位機種のAX-V565は7.1chに対応するほか、AX-V465でもアンプを追加すれば対応可能だ。その場合「ドルビープロロジックIIx」により7.1chに変換される。
(2)シネマDSP「ゲームモード」を搭載
・『アクションゲーム』モードは前後の音の移動が強調されている
・『ロールプレイングゲーム』モードは広い音場とバックミュージックを強調
・その他合計17種類のサラウンドモード搭載
モノラル音声からサラウンド音声までエフェクトをかけることが出来ることで人気のシネマDSPだが、驚いたことにゲーム専用のモードがある。
次世代フォーマットの場合DSPはかけられないが、PS3では本体でデコードするため、TrueHDでもdtsHDでもDSPをかけることが出来る。これは大きな利点だ。
(3)スピーカーの数は非常に柔軟(他社は限られている機種が多い)
2スピーカー/3スピーカー(リア無し)/4スピーカー(センターなし)/5スピーカー
それぞれサブウーファーの有無の設定が可能
※それらの接続確認・音調整は付属のマイクで自動できる
スピーカーの設定はYPOというマイクによる自動設定があるので非常に簡単だ。素人でも理想の環境にしてくれるのは本当にありがたいし、接続の間違いなども指摘してくれる。
(4)1chあたり140Wの最大出力(ミニコンポは概ね20W程度)による余裕ある音質
以上、筆者としては価格帯を越えた機能であるのは明白だと思う。
これだけの機能を実売40,000円程度のアンプに入れ込むのは相当苦労しただろう。当然PS3などの次世代ゲーム機も視野に入っているだろうし、かなりの戦略的な機種なのではないだろうか。
「『メタルギアソリッド4』の様に、作り手がサラウンド環境を想定して制作されたソフトが今後益々増えてきます。AX-V465は長く使用いただけるように、必要十分な機能を搭載させました。
是非サラウンド環境を手に入れて楽しんでください(YAMAHA広報部)」
ちなみに「一度サラウンド環境を手にすると、もう戻れません(同広報部)」とのことだが、これは同感だ。