AVアンプのおさらい
AVアンプって、結構TVラックにギリギリのサイズだったりする。購入前にはよく下調べを。 |
PS3とアンプを接続すると、ゲームやDVD、Blu-rayDisc(以後BD)で5.1ch~7.1chのサラウンド信号を受けることが出来る。
アンプにスピーカーを7個か5個(とスーパーウーファーを1個)繋げれば豪華なホームシアター環境の出来上がりである。
映像ソフトであれば映画館のような迫力を自宅で楽しむことが出来る。もちろんゲームなら背後でうごめく敵の物音、後ろから追い抜いてくる敵車の走行音、四方から自分を包み込む環境音など、臨場感は跳ね上がる。
また、地上デジタル放送ではスポーツや映画などでサラウンド放送をしていることがある。特に野球などの臨場感はかなりのもの。生放送の実況中継をサラウンドで観戦すれば、自宅が球場に早変わりだ。
どうだろう?
アンプ導入の魅力が少しでも伝わっただろうか?
光デジタルとHDMI
この時注意したいのが旧世代アンプと次世代アンプの違いだ。あまりそう表現されることはないが、BDやHD-DVD登場以前と以降では、アンプの世代が切り替わっている。
その最大の違いが光デジタル対応か、HDMI対応かだ。
旧世代アンプでは音声の入力が、アナログか光デジタルかの二者択一だった。
アナログは基本的にステレオまでの音声をアナログで入力できるだけ(一部サラウンド音声をアナログで5本出力するプレイヤーもある)。
対して光デジタルであれば、地上デジタル放送のサラウンド音声(AAC)やDVDのサラウンド音声(ドルビーデジタル、dts)に対応するほか、CDクラスの音声をステレオで送るリニアPCM2chにも対応する。
しかし、臨場感(サラウンド)を取れば音質が望めず、音質(CDクラスの音)を取れば臨場感を犠牲にしなければならない。
旧世代アンプではそこに限界があった。
ここでBDやPS3に対応した次世代アンプの出番だ。
これらは最新の音声フォーマット(ドルビーTrueHD、dtsHD)に対応し、CDクオリティーの音声をサラウンドで送信できるリニアPCM7chに対応する。
音声フォーマットについてはやや複雑な部分があるので後日公開する記事を参考にして欲しいが、MP3よりCDのほうが高音質というようなことがサラウンドで実現するのである。
その臨場感たるや、半端ではない。
ただし次世代アンプは値が張る…というのが相場だった。